今年2月に吉本興業を退所しフリーとなった元プラス・マイナスの岩橋良昌。女優から受けたと主張する「エアガン被害」や番組スタッフによる常習的なパワハラなど、SNS上で綴った様々な告発が独立のきっかけとなった岩橋だが、新たな暴露が波紋を広げている。
5月25日午前、自身のXを更新し「座王かぁ、嫌やったなぁ」と切り出した岩橋。
大喜利番組「千原ジュニアの座王」(関西テレビ)について「MCから怒鳴られた」といった不満を綴った後、「ほんであの番組『即興で』ってうたってるけど事前にお題配られて皆んなめちゃめちゃ考えてる」「視聴者に嘘ついたらあかんわなー」と同番組のヤラセ演出を告発したのだ。
さらに岩橋は、かつて上京を促してくれた先輩のダウンタウン・浜田雅功について、自身が吉本退所で苦境に陥っている中「手を差し伸べてくれない」と不満を吐露したのだった。
これらの投稿を「スタッフからフルボッコにされた」との理由で、まもなく削除した岩橋だが、お笑い関係者は「どちらのポストも“タブー破り”ではありますが、浜田の件は個人的な印象を綴っただけとも言える。禍根を残すという意味では『座王のヤラセ暴露』のほうが圧倒的に問題でしょう。MCの千原ジュニアの名前に傷がつくだけでは済みません」と指摘する。
「コアなお笑いファンから支持される『座王』で活躍している芸人は『瞬発力を備えた実力者』として認められる傾向があるのですが、仮に岩橋の明かしたように事前にお題が配られているなら、こうした評価もヤラセに基づくものになる。さらに『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)など他の大喜利番組にも同様の『ヤラセ疑惑』が生じてしまいかねない。大喜利コンテンツを多数制作している吉本興業から『全芸人と共演NG』にされてもおかしくありませんよ」(同関係者)
もはや怖いものなしの岩橋であった。
(塚原真弓)