子供にゲーム機を買い与えるべきか否か。育児におけるこの重要なテーマについて、2人の子を持つお笑いタレント・小籔千豊が持論を展開した。
6月10日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)では、「子供にゲーム機は必要か?」との話題を取り上げた。すでに成人した長女と、中学生の長男の父親である小籔は、2人の子が生まれる前に妻と話し合い、「ウチは絶対にゲームを与えない。やるとしても中学生以降」という方針で固まっていたという。
しかし、ある出来事を機に買い与えることになったという。なんでも、「ママ友会で、8人の子供がいるのに周りはみんなゲームを持ってる。ウチの娘だけ持ってない。(やることがない娘が)暇やからママたちの方に来る。でも、大人だけで喋ってる。暇やからまた(ゲームをする子供たちのところに)戻る。そうやって、ずーっと往復してる娘を見た時に、嫁さんが『あれはあまりにも可哀想すぎるから買ってあげたい』ってなった」そうだ。
それが今では小籔自身が息子から勧められたオンラインバトルゲーム「フォートナイト」にハマってしまい、YouTubeチャンネルの生配信で「4000時間」ものプレイ時間に達している。結果的には周囲の環境によってゲームを与えない教育方針を変更したものの、小籔は「最初は大反対だったけど、今はこうなってて。でも、だからといってゲームをさせるべきだとは思わないし。ご家庭で、東大に入れたいなら(プレイの)時間を決めて。何か没頭させたいならゲームもいいと思いますし、親の考え方一つかな」と、ゲームと上手に付き合っていくことを推奨している。
「最近では、ゲームがプロのスポーツ競技になり、それを本業として生計を立てられるようにもなりました。それにより、ゲームに集中することは英才教育という色も帯びて、昔に比べると“中毒”のようなネガティブな捉え方は弱まりました。老若男女問わずゲームがここまで社会に浸透したいま、制限を設けてゲームと上手に向き合わせると考える家庭が多いようですね。小籔のように以前はゲームに関心がなかった人も、ドハマりしてYouTubeチャンネルを開設して収益に繋げるといったケースもあるので、色々な可能性に触れるという意味でも“絶対禁止”というのは少数派のようです」(エンタメ誌ライター)
“1日に○時間まで”とルールを決めてそれをしっかり守らせることも、教育のひとつの要素と言えそうだ。
(木村慎吾)