お笑いコンビ・スピードワゴン・小沢一敬のナイーブな性格について、相方・井戸田潤が言及した。いわく、女性への思いやりが強すぎた結果、「ゴッドタン」(テレビ東京系)をお蔵入りにさせてしまったことがあるというのだ。
井戸田は6月1日に放送された「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」(テレ東系)にゲスト出演し、「ゴッドタン」演出兼プロデューサー・佐久間宣行氏と、過去の印象深いエピソードについて振り返った。
それは佐久間氏が「『ゴッドタン』で唯一のお蔵(入り)」と語る撮影で、井戸田はこう「『ゴッドタン』って何でもありじゃないですか。お蔵入りなんて存在しないと思うでしょ? 小沢さんだけお蔵にさせてるんです」と言って、当時を思い出した。
小沢がボツにしてしまったのは、5人の女性と激しく罵り合い、最終的に自分を本当に嫌っている1人の女性が誰かを当てる人気企画「マジギライ1/5」。本来なら、小沢は自分を罵ってくる女性に反論して罵倒で返さなければ企画が成立しないが、佐久間氏がこう振り返った。
「小沢さんが下を向いて、『オレは(悪口を)言えない…』って。潤さんも『このオファー受けたんでしょ?』『行けよ!』って言ってるのに、『言えない』って、涙をこぼした」
結局、小沢は反論せずに泣き出してしまったというのだが、井戸田はそんな相方を、「『女性に悪口なんて、オレ、言えないよ』っていうような人なんですよ」とモノマネをまじえながらフォロー。女性を口撃することを頑なに拒否したことで、同番組史上初となるお蔵入りになってしまった経緯を明かしていた。
「小沢の優しい性格が伝わるエピソードとなった一方、ダウンタウン・松本人志による性加害疑惑騒動では、週刊文春に“女性をアテンドした人物”として報じられながら、現在も沈黙したまま芸能活動も休止しています。松本自身、飲み会の開催自体は認めており、1月のXでは、小沢の名前が記載された、被害者とされる女性のLINEメッセージを公開していることから、小沢が松本とともに宴に参加していたことは事実でしょう。一方、文春記事では、小沢から『(飲み会で)粗相があったら、この辺りを歩けなくなるかも』と脅しにもとれるような言葉を浴びたとする証言も掲載されており、これが本当なら“女性に優しい”キャラとは大きく矛盾します。もしも彼が番組企画がボツになるほど、女性への思いやりがひときわ強い人物なのであれば、被害に遭ったと語る女性と向き合い、疑惑の真相を知る重要人物として声をあげてほしいところです。井戸田は世間からの悪印象を緩和したいとの意識もあって、今回のエピソードを話したように思えますが、肝心の本人が行動に移さなければ、いつまで経っても説明責任を果たしていない人というイメージを持たれ続けても仕方がありません」(テレビ誌ライター)
あの日、飲み会で何があったのか。現在の小沢も“言えないよ…”と嘆いているのだろうか?
(木村慎吾)