お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規と菅広文がYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」を6月25日に更新。人気声優・古谷徹の「降板騒動」に言及した。
古谷が37歳年下の30代女性ファンと4年半にわたる不倫関係にあり、妊娠、中絶、さらには暴行騒動があったことが5月22日「文春オンライン」で報じられた。古谷は所属事務所を通して6月22日、「名探偵コナン」(日本テレビ系)の安室透役、「ONE PIECE」(フジテレビ系)のサボ役といった人気アニメ番組からの降板を発表した。
アニメの声には継続性が重要とされる。そこで菅は「不祥事で降りるべきなのか」とこんな問題提起をした。
「今回の内容は、不倫だけじゃなくて、いろんなことあんねん。だから声優を降りられるってことのジャッジには、しょうがないかなって感覚はあるわけ。ただ、いわゆる犯罪じゃない行為に対して、ボクは降りなくていい派やねん」
演者が不祥事を起こした際に「顔がチラつく」とよく言われるが、そうした説にも疑問を投げかけ、さらにアニメ番組は大人も視聴するが、そもそも子供向けに制作されているとし、「子供が観るという軸の場合に、不倫なり何なりの話を表立ってするのってどうなんだろうという議論もするべきやと思う」と主張するのだ。
これには宇治原も賛同。
「声優さん変わると、逆になんで変わったってなったら子供に説明せなあかんから。ならば子供のことを思ったら、変えない方がいいかもしれない。ただ、子供のために、こういうことをした声優は変えた方がいいという考え方もある」と、多方面から議論を重ねていった。
「古谷徹の降板の例とは違いますが、同じく『ONE PIECE』でプリン役の声優・沢城みゆきが2018年7月から産休に入り、桑島法子が代役に。この時は視聴者から『代役なのに違和感なくてビックリ』『桑島さんのプリンもめっちゃいい』といった声が相次ぎました」(エンタメ誌ライター)
古谷が演じた「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイの代役は誰になるのか。ルパン三世役の山田康雄が亡くなった後、モノマネしていた栗田貫一が引き継いだように、お笑いタレント・若井おさむを推す声もある。人気声優の“後釜探し”はヒートアップするばかりだ。
(所ひで/YouTubeライター)