6月28日にスタートした「笑うマトリョーシカ」(TBS系)で、主人公の道上香苗(水川あさみ)の後輩で東都新聞・文芸部記者の青山直樹を演じている曽田陵介。曽田は絵に描いたような「売れっ子の若手役者」のため、6月4日に最終回を迎えた「Destiny」(テレビ朝日系)では、石原さとみ演じる横浜地方検察庁の検事を補佐する、実は裏の顔を持っていた事務官の加地、6月29日が最終回の「街並み照らすヤツら」(日本テレビ系)では、正義(森本慎太郎)の妻(森川葵)に好意を抱く偽装強盗仲間のシュンをそれぞれ好演している。曽田を知らなかった人でも、「あれ?この人、このドラマにも出てる」と気になったのではないだろうか。
日清どん兵衛のCMで「どんぎつね」として登場したら似合いそうな甘いベビーフェイス。だが、演技にかけては決して甘くない、確かなキャラ作りができるこれからが楽しみな26歳だ。
と、ここで意外な事実をお知らせしたい。実は「街並み照らすヤツら」で共演した森本、伊藤健太郎、曽田の3人はなんと同い年なのだ。ネット上にもこの事実に気付いた人がいるようで「この3人が同い年なの全員意味わからない」と「X」に投稿しているが、全員演技が抜群にうまいということだけはわかる。
これからの日本のエンタメ界を引っ張っていってほしい。
(津島修子)