6月28日にスタートしたドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系)で、櫻井翔演じる厚生労働大臣・清家一郎の秘書・鈴木俊哉を演じる玉山鉄二に、初回を視聴した人々から拍手が起きている。
玉山は1月期に放送された西島秀俊主演のドラマ「さよならマエストロ」(TBS系)で晴見フィルハーモニーの団長で晴見市役所観光課の職員・古谷を演じた際には、役作りのためか、ぽっちゃりしたオーラのない冴えない中年男に見えたため、ショックを受ける女性視聴者が少なくなかったのだが、「笑うマトリョーシカ」ではその容姿が一変。肉厚ボディで眼光が鋭い切れ者のオーラを発散するビジュアルに変身。ボディに合ったオーダーメイドの濃紺スーツをビシッと着こなす姿に「やっぱりかっこいい」と称賛する声が相次いでいる。
さらに、秘書として完璧に見えるのに何か怪しいキャラクター・鈴木がドラマに深みを出しているため「やっぱり玉鉄は演技が上手い」と、これまた称賛されている。
そんな玉山は6月30日にリピート放送された第1話の後にボーナストラック状態でオンエアされた、主役の新聞記者・道上香苗を演じる水川あさみ、櫻井との裏話トークでは、現場に「そんなカッコウで来たの?」と驚くほどラフな短パンにサンダル姿で撮影現場に現れることを暴露されたが、「うん。そうだね」と至って平然。スタッフが「水川さんはいつもの現場のど真ん中にいらっしゃる時間が長い…」と話し始めると、話の途中で「どういうこと?図々しいってこと?図々しい女ってこと?」とツッコミを入れ、水川から「言ってない!」と肩を叩かれたり、水川に対するイメージを聞かれて「サバサバしてて、さっぱりしてて、ガサツで」と真顔で発言。水川から「1個多い!」とツッコミを入れられてからやっと、とびきりの笑顔を見せるなど、玉山と水川は関西出身らしい息の合ったノリツッコミを披露してくれた。
水川に面と向かって「図々しい」「ガサツ」と言った人を見たのは玉山が初めてだったが、梅雨時であることを忘れさせてもらえるほどの爽快感を味わったので感謝したい。
(森山いま)