12月21日、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、インフルエンザのため全日本フィギュアスケート選手権を欠場することが発表された。世界のエースである羽生選手の欠場に、ネット上ではフィギュアファンから失意のコメントが多数寄せられている。
「男子シングルの選手にとっては表彰台が1つ空き、チャンスが増えたと思っているかもしれませんが、視聴率にも影響するでしょうからテレビ関係者はショックでしょうね。今季は村上大介選手もケガが原因で出場権が得られず、宇野昌磨選手のライバルで今季シニアデビューと注目だった山本草太選手も骨折。男子は宇野選手以外、華となるスター選手がいないため盛り上がりに欠け、ファンは確実に羽生ロスを味わうでしょうね」(スポーツ紙記者)
そんな羽生ロスを憂うファンの間でささやかれているのが「年末鬼門」説だ。
「羽生選手は年末にトラブルに見舞われることが多いんです。14年は年末に尿膜管遺残症のため手術を受けています。15年は、後に療養をすることになるリスフラン関節靭帯損傷の症状に苦しみながらの試合で、12月の全日本の時にはすでに足に故障があったといいます。そして今季はインフルエンザ。近年、12月は万全の態勢で臨めていないのです」(前出・スポーツ紙記者)
どんな苦境でも不死鳥のようによみがえってきた羽生選手。今回も、ここでしっかり体を休め、シーズン後半にまたファンを驚かせる滑りを見せてほしいものだ。
(芝公子)