9月27日に投開票を迎える自民党総裁選へ出馬する意向を固めたと報じられた小泉進次郎元環境相に関し、女優・遠野なぎこは「ダメでしょ」とバッサリ。8月21日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、その理由を語っている。
22日時点では、石破茂元幹事長や河野太郎デジタル大臣などが有力候補とされているが、新たに小泉氏の立候補が伝えられたことについて、遠野は「首相になるの? 冗談でしょ? ウソでしょ、こんなの。なんていうか、ニュースとかで(小泉氏の地元)横須賀の人たちも首相になってほしいとか言ってるけど、私、冗談としか思えなくて。本気で思ってるのかな」と、地元での熱烈な人気に首を傾げる。
進次郎氏を推せない理由としては「進次郎さん、おっしゃってることのほとんどが意味わからないんですよ」と“進次郎構文”を挙げ、「そんな人が日本をまとめるの? そんな人に日本を任せるの? ダメでしょ」と斬り捨てた。
番組MCのタレント・ふかわりょうから「ヤユされてる部分はありますけど、全ての意味がわからないわけじゃない」と指摘されたが、遠野は譲らず「全てじゃない。大きな部分が、ほとんどの部分がわからない」と説明。唯一の評価ポイントは「ワンちゃんが好き(なところ)」だとしつつ、「良い人っていうのと、言ってる意味がわからないのは別だから。日本を任せるのはまだ早い」と語っていた。
「政界屈指のポエマーとイジられることが多い進次郎氏については、元自民党衆院議員の金子恵美氏も、3月17日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)で、『小泉さんはまだ地頭がそんなに良くないんで、経験を積まないといけない。(首相には)まだ早いのかな』と発言。さらに7月28日の放送回では、このコメントについて『ちょっと反省はした』と振り返るも、永田町では『会う人会う人』から『皆が思ってることだし、本当の事だから大丈夫だよ』と擁護されたと暴露。これが本当なら、遠野やネット民だけでなく、進次氏は政界からの人望もあまり見込めないような気がしますが、43歳という年齢は大きな強みになるはずです。ただでさえ、昨今の自民党では裏金問題や旧統一教会とのつながりなど、ネガティブな報道が連発していました。そしてほとんどが60代の候補者の中、フレッシュでクリーンなイメージの強い小泉氏の存在は新風をもたらしてくれるのではないかという期待感があり、それは他の候補者にはない武器だといえますね」(テレビ誌ライター)
小泉氏には、疑惑まみれの政界を一新することで、“ビミョーな地頭”をカバーしてもらいたいところだ。
(木村慎吾)