3冊目となるエッセイ集「この平坦な道を僕はまっすぐ歩けない」を発売したお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気がニュースメディア「ENCOUNT」の取材に応じ、過去に独自メソッドによる危険なダイエットに挑戦していたことを明かしている。
同著の中では「なんでもシステムチックでありたい」として、同じ語尾を避けたり文体のリズムを揃えるといった文法上の「自分ルール」を徹底したと語る岩井。そのこだわりは文章やネタ作りだけに留まらず、20代の頃に臨んだダイエットでも遺憾なく発揮されたという。
岩井によると、相方・澤部佑の影響であまり注目されなかったというが、実は「体重が増えてしまい、20キロくらい落としたんです。今は56キロくらい」と明かし、自分なりのやり方で20キロもの減量に成功していたとのこと。
なんでも、1日に食べられるのを1000キロカロリー以下と決めて、それを記録していくレコーディングダイエットだといい、具体的には「固形物は食べないようにして、蕎麦ばかり食べて、よく炭酸水を飲んでいました。春雨ヌードルにむちゃくちゃ七味を入れて食べるなんてことも。そうなると、胃が破壊されて、何も食いたくなくなる」と説明。自身でもリスキーであることは認識しており、他人には推奨できないメソッドだと語っていた。
「岩井は2冊目のエッセイ『どうやら僕の日常生活はまちがっている』の中でもストイックかつユニークなダイエットについて触れており、『太っているわけではなかったが痩せたかったのだ』『実行したのはとにかく1日の摂取カロリーを下げるというダイエット。1日で体が消費するカロリーに対して、摂取カロリーが下回れば自ずと痩せるというシンプルなダイエット』と紹介。朝カレーダイエットやビターチョコダイエットなどを『食べ物の名前がついた大嘘で馬鹿みたいなダイエット』とし、あまり食べないダイエットこそがダイエットの真理だと強調、開始1カ月で5キロの減量に成功したと述べていました。結局のところ『蕎麦ばかり食べていた』のであれば、それは『蕎麦ダイエット』ではないかという気もしますが、岩井らしいマイルールの徹底が20キロもの減量に繋がったようです。胃を破壊して食欲を減退させるというメソッドはとても褒められるものではありませんが、元々細身の体型から20キロを落としたのは、とてつもない成果だといえますね」(エンタメ誌ライター)
辛いもの好きなら興味をそそられるダイエット法かもしれない。
(木村慎吾)