さる8月17日に放送された「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル」(フジテレビ系)で、香取慎吾の主演ドラマが放送されたことが注目されている。周知の通り、同番組は、稲垣吾郎が“ほん怖クラブのリーダー”というポジションでMCを務め、視聴者から寄せられた心霊体験をもとにドラマを製作する構成。今回、元SMAPの香取と稲垣が、同じ番組への出演を実現したことで、テレビ業界ではちょっとしたニュースになっているという。
「御存知の通り、SMAPの解散以降は、ジャニーズ事務所(当時)を離れたユニット『新しい地図』を結成した稲垣、香取、そして草彅剛は、テレビから遠ざけられてしまっていました。その後NHKでは『ワルイコあつまれ』で3人の活躍も見られるようになってきましたが、民放で稲垣がMCの番組に香取が出演するというのは驚きのニュースです。テレビ業界では、元SMAPの3人の起用が一気に進む可能性があります」(民放関係者)
フジでは8月15日に放送された「大相撲部屋対抗!大食い&歌うまバトル」で草彅がMCを担当。草彅は、昨年のドラマ「罠の戦争」(フジ系)でも主演を務めてもいる。他局に先駆け、フジが新しい地図にアプローチしているように見えるが、なぜ元SMAPの3人を起用し続けているのだろうか?
「フジはドラマで話題作を放送することはあれど、時には、テレビ東京に視聴率で追い抜かれるなど往時の勢いはない。そこで、数年前から『新しい地図』の3人に接触を続けている印象です。かつてSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』を放送していた縁から、元SMAPのマネージャーで所属事務所社長のI氏が、フジに恩義を感じ、ていて、フジからの仕事を最優先で引き受けているようです」(前出・民放関係者)
さらに、フジは今年の年末にかけて、新しい地図との関係性をより一層深める準備に入っているとか。他局の編成担当者が説明してくれた。
「フジは、年末に新しい地図の3人を使った年越し番組を企画していると言われています。さらに、その番組には、中居正広や木村拓哉をゲストとして呼び込むつもりだとか。現時点ではまだ仮決定の段階ですが、中居は現在、『だれかtoなかい』というレギュラー番組も持っており、出演の可否について、さほど懸念はしておらず、あとは木村さえ口説き落とせれば本格的に番組作りが始動するそうです。実現すれば、元SMAPメンバーの久しぶりの再会になりますし、フジとしても紅白の裏番組で民放一位の視聴率を記録できる可能性が高い。夢の番組を実現させるため、新しい地図に対しても、今年の夏は番組への出演を増やしているようです。今後も、年末に向けて新しい地図の3人は、いくつかの番組に出演が決定しているとの情報です」
たびたび噂が出ては消えていた“SMAP再結成”が、ついに今年の年末に実現するかもしれない。
(渡邊伸明)