今や旧ジャニーズ退所組の元SMAPメンバーにとって“タブーの人”となっている「木村拓哉」の名前が、ついに香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎の目の前で登場した。9月14日放送「with MUSIC」(日本テレビ系)での“激レア”な一幕である。
2016年の解散以降、「新しい地図」の香取ら3人がそろって音楽番組にゲスト出演するのは初めてのことで、番組では、SMAP時代の秘蔵映像やメンバー同士の思い出トークが披露されるなど、以前では考えられない“攻めた”構成となった。
中でも、SMAPファンが大興奮したのは、草彅が2000年に主演した同局のドラマ「フードファイト」にまつわる話題の中で、主人公の「井原満」が飼っていた九官鳥「九太郎」の声役が紹介された瞬間だ。
番組では、同ドラマのエンドロールシーンを流し、ナレーションで「この声を担当した人物は最終回のエンドロールで明らかとなり、お茶の間を驚かせた」と紹介。香取、草彅、稲垣が映像を見つめる中、「九太郎の声」「木村拓哉」と記載された画面が表示されると、稲垣は「あぁ~」と声をあげて反応。草彅はわずかにほほ笑みを浮かべ、香取は静かにうなずくという三者三様のリアクションを見せたのだった。
「ナレーションで『木村拓哉』と名前を読み上げることはしなかったものの、新しい地図の3人が解散後、初となる“文字としての木村拓哉”と同じ画面に収まる共演を果たしました。さらに、8年前まで同じ釜の飯を食べた木村の名前にリアクションを見せるなど、ファンにとっては貴重な“神回”に。特に16年の解散時には、香取と草彅が木村と激しく衝突したとも報じられていましたが、長い年月を経ての雪解けを思わせる今回の場面に対し、ネットには『ほっこりするシーンで感動しました』『木村くんの名前を3人が見てるってだけで嬉しい』『大袈裟に反応せず、かといって無視をするわけでもないところが絶妙でいいですね』とする声や、『そもそもこんなことが話題になったりしてることが異常』との指摘もありましたね」(テレビ誌ライター)
同グループが散り散りになって以降、木村の名前を口にする元メンバーはおらず、“タブー的存在”とも思われていたが、エンドロールを眺める3人の表情は、28年間を共に過ごした同志と再会を果たしたような、とても柔らかいものだった。
(木村慎吾)