今回は、日本を代表するアーティストの1人である玉置浩二さんと、その妻である女優の青田典子さん夫妻について占ってみたいと思います。紆余曲折を経て結ばれた2人は、どのような相性を持っているのでしょうか。
今回使用するのも、ホロスコープのダブルチャート。2人のホロスコープを出し、組み合わせることによって相性などを見る占法です。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。では、さっそく2人のホロスコープを重ね合わせ、相性を占っていきましょう。
ホロスコープ相関図を見たとき、まず「これは厳しい相性だな」と思いました。というのも、相性を見るうえで重要となる星同士が、90度、180度といった角度を5つも作っていたからです。90度は「摩擦、葛藤」を意味する角度。また、180度は「衝突、反発」を意味する角度です。具体的には玉置さんの太陽、月、水星、火星に対して、青田さんの火星、月、金星が90度といった具合。中でも目を引くのが、恋愛相性を見るうえで最も重要なポイントとなる、玉置さんの火星と青田さんの金星が90度を形成していることです。
火星は主に情熱や衝動、行動力、エネルギーなどを表す星。一方の金星は愛情のシンボルとなる星です。そのため、特に熱愛中の恋人同士の場合、金星と火星の角度が0度とか120度とかを形成しているケースが多く見られます。ところが玉置さんと青田さんは、最も困難な角度である90度。そのほか、性格や人生、生き方を表す太陽、感情や好み、プライベートライフを表す月、コミュニケーションや考え方、知性、言語などを表す水星が90度ですから、2人の相性がいかに厳しいかがわかるでしょう。2人がすんなり結ばれなかったのも、これらの相性が関係していると思わざるを得ないのです。
しかしながら、2人には0度という星同士のパワーが融合し、強まり合う角度も2つあります。それは、玉置さんの水星&金星と青田さんの金星。そう、2人の金星同士が0度なのです。ここからわかるのが、他のどんな厳しい角度をもしのぐ金星のパワーが0度という角度によって増幅され、他の星のネガティブな作用を潰したのではないか…ということ。つまり、愛の星・金星の働きによって、数々の試練を克服できたのだと考えられるのです。そういう意味で、玉置さんと青田さんは「愛が試練に勝った」パターンだといえるでしょう。
おそらく今後は2人が年齢を重ねる中で、いっそう愛を熟成させ、関係を深めていくと思われます。過去にさまざまな試練に鍛えられた2人の愛は、これからも続くはずです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。最新刊『どうしてあの人に勝てないの? ~ひとつ前の星座でわかる、あなたが<勝てない人>』Kindle版が西瓜社より発売中。