世界と比べても「日本の“金融リテラシー”はそれほど低くはない」ものの、「資産形成や投資に対する意識はまだまだ低い」というのが定説です。
金融広報中央委員会が2022年に行った金融リテラシー調査によれば、金融リテラシーの正誤問題の正答率は全体で 55.7%となっており、近年は横ばいの状況が続いているようです。今後、高齢化がさらに進めば、いかに投資を含めた資産形成をして老後資金を貯めるスキルを伸ばしていけるかが重要になりそうです。
2024年9月16日に開催された日経CNBCの開局25周年記念イベント『世界経済を展望する、マーケット・経済サミット2024』では、とくに半導体産業の活性化を受けた、半導体銘柄への関心が高まっていることがフォーカスされていました。
同セミナーに単独協賛したmoomoo証券の伊澤フランシスコ代表取締役社長によれば、「世界中で2,300万人が利用するmoomooアプリ上では、投資家の50%以上が半導体関連株・ETF(上場投資信託)に投資している」そうです。日本市場でも、「ETF売買高の55%以上が半導体関連銘柄だった」との事実もあるそうです。
こうした現状から、半導体産業への投資など、金融トレンドと投資の知識を高めていくことが必要といえそうです。投資初心者でこれから始めるという人は、まずは基礎知識から学び始めるのもよいと思います。
同イベントで紹介された「moomoo」アプリでは、投資初心者向けの“学びコンテンツ”が用意されており、デモトレードという仮で投資体験ができる機能も用意されているとか。これなら気軽に始められますね。
また、投資上級者となっても役立つ、プロの投資家が使用するのと同等の分析ツールや財務データ、リアルタイムのマーケット情報、AIによるテクニカル分析のチャートパターン認識や株価予測なども搭載。どんどんレベルを上げていくことができそうです。
他にも、ネット上では金融初心者が手軽に学べる方法がたくさんあります。例えば、YouTube動画は格好の学びの場といえるでしょう。
「両学長 リベラルアーツ大学」は、IT経営・投資家の2人が人生を豊かにするために必要な知識を配信していて、金融教育も分かりやすいと好評です。「フェルミ漫画大学」は、漫画で分かりやすく学べ、投資や金融についても多くの知識を提供しています。
また、5年で資産1,000万円を貯めた節約投資ミニマリストによる「ミニマリストゆみにゃん」など、個性的なチャンネルがいっぱいあります。自分に合ったものや好きなものを選べば、楽しく学べそうですね。
周りが「投資を始めている」という人も多いはず。ぜひこの機会に、金融に関する“学び”を始めてみてはいかがでしょうか。