1月23日からスタートするフジ月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」。このドラマは、西内まりや演じる結婚願望の強い主人公・高梨あすかが、結婚に否定的なイケメンアナウンサーと恋に落ちるというラブストーリー。しかし、結婚に対する価値観の違いが二人の間に立ちはだかる‥‥という物語です。
昨今では「結婚したくない男子」が増殖中と言われています。国立青少年教育振興機構が2016年11月に発表した「若者の結婚観・子育て観などに関する調査」では、「結婚したくない」と考えている20代男性は2008年度と比べて9.7ポイント増、21.6%にも上っています(全国の20~30歳代の男女4000人に調査)。
これはつまり、いまや5人に1人が結婚にネガティブなイメージを持っているということです。
これではいくら女性が「結婚したい!」と張り切っても難しいはず。こんな現状を、大手結婚相談所のスタッフに聞いてみた。
「婚活をしている30代以上の女性は、こうした現状に焦る人も多くいます。恋愛しても価値観の相違で結婚に至らず、駆け込んでくる人も。仕事も自分の生活基盤もしっかりできている女性たちには、結婚を遠のけないように気を付けなければならないポイントがいくつかあります。いくつか、捨ててほしいものがあるんですね」
そのポイントを、詳しく教えてもらいましょう。
■「自分で何でもできる」を捨てる
仕事をバリバリやって、後輩のフォローもしっかりしている。部屋の電球だって自分で取り替えられるし、テレビやパソコンの配線もお手の物という女子は「結婚しなくても大丈夫」と思われてしまいがち。男性は頼られたいものなので、しっかりしているのに「俺がいないとダメなところもある」というところを見せることが大切。悩みを打ち明けたり、できないことは「できない」と言う勇気を持つことも大切です。
■女同士での「キラキラディナー、キラキラ休日」を捨てる
夜景のキレイなレストランでワインを楽しむ女子会、女同士で海外で豪遊と、女性同士でセレブっぽい女子会を頻繁にしている人は、「食にもファッションにもお金のかかる女性」「結婚しても海外旅行など高いモノをねだられそう」と男性に敬遠されがち。また、女友達と楽しくやっているんだから男はいらないのではと思われたり、女子会であれこれ話されていそうと警戒されたりすることにもなるので、できるだけ控えめに。
■「女子力アピール」を捨てる
ホットヨガやお花、料理教室など、美容関係や花嫁修業的な習い事をして女子力を磨くという人も多いけれど、男性にとっては興味が持てないので、婚活にはほぼ無意味。それより、男性と共通で楽しめる趣味を見つけたほうが近道になるとのことです。
■「現実に即さない理想」を捨てる
年収600万円以上、専業主婦にさせてくれるなど、結婚相手の条件を決めるのは悪くはないけれど、現実に即したものにすること。今の時代はどんな会社にいても安定はないと考えたほうがよいし、そうした不安から女性にもある程度自立が求められる時代。相手にばかり求めずに、「補い合える関係」を目指すほうが、男性にとっても結婚を前向きに考えることができるようです。
この最後の、「相手にばかり求めすぎない」は特に大切だと言います。
「結婚に前向きになれない男性の多くは、『自分が背負うことへのデメリット』を強く感じています。相談所に来る会員さんの中でも、デートを数回したけれど、毎回女性に高いお店を指定されるけれど、一円も出してもらえなかったことでうまくいかなかったという人がいます。お金は持っている方でしたが、全面的に頼られることに不安を抱いてしまったんですね」
デートで男はこうすべき、という思い込みも、捨てなければならないということ。ぜひ頭にいれておきましょう!