“師匠は全員嫌い”と公言してきたお笑いコンビ・霜降り明星の粗品だが、“唯一リスペクトしている”師匠からのエールには深く感謝。10月7日までに更新したYouTubeチャンネルで明かした。
粗品といえば、大先輩の宮迫博之を「おもんないユーチューバー」と口撃したほか、吉本興業の重鎮・西川のりおも「老害」と斬り捨てるなど、上下関係に厳しいお笑い界で物議を醸す発言を連発してきた。
しかし、9月に久々に会う機会があったという、芸歴50年超えの大ベテラン・中田カウスからは“毒舌芸”を支持されているといい、「めっちゃ嬉しかったな。俺はホンマに好きやねん。カウス師匠だけは、俺がどれだけネット記事で叩かれても、生放送で過激な発言しても、背中押してくれんねん。『そのままで行けよ、何も間違ってないぞ』って」と、大御所とのやり取りを紹介した。
さらに、「『ワシも気に入らん先輩の挨拶は無視しとった。ただ後輩にはいくなよ』って。恐れ多いけど、俺とマインドも近くて。『誰の言うことも聞くなよ』って言われたんで、これでもう無敵です。先輩にも挨拶せぇへんし、許さんからな。俺にはカウス師匠というバックが付いてるから」と、75歳のベテランに心酔しているようだ。
「粗品の毒舌について相方・せいやは、決して後輩に牙を向けることはせず、ターゲットは先輩ばかりである点を評価していました。また、誰ともつるむことなく、個人チャンネルから毒舌を発信しており、炎上リスクを粗品1人で担っている点も支持が集まる理由でした。それだけに、今回の『カウス師匠というバックが付いてる』発言には『ダサすぎる』『結局、誰かに守ってもらわないとダメなのか』『大物のバックでイキるって小物かよ』と、矛盾を指摘する声が続出。また粗品はかつて、テレビ局でたまたま遭遇した木村拓哉に挨拶に行ったにもかかわらず無視されたとして敵対視していましたが、その本人が『先輩にも挨拶せぇへん』宣言をするのですから、キムタクに難癖をつける資格がないと突っ込まれても仕方がないでしょう」(エンタメ誌ライター)
カウスとしては、尖りまくった粗品の姿を見て若かりし日の自分を思い出したのかもしれない。しかし、今の世の中でそのスタイルがどれだけ長続きするかは、粗品自身が考えるべき課題だと言えそうだ。
(木村慎吾)