1月11日に放送されるスペシャルドラマ「愛を乞うひと」(日本テレビ系)で主演を務める篠原涼子。9日には都内で行われた完成披露試写会に、子役の鈴木梨央と谷口正晃監督とともに出席した。
この作品は故・下田治美氏の同名小説を原作とするドラマで、98年に原田美枝子主演で映画作品となっている。映画はモントリオール映画祭での国際批評家連盟賞をはじめ、日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、国内外の映画賞を総なめにした。母と娘との愛憎や親子の絆、家族愛などがテーマで、幼少時代に母親から受けた虐待の記憶から逃げていた女性が、自分が母親となったことで過去に向き合うといった内容となっている。
「篠原は母親から凄惨な虐待を受けた山岡照恵と、照恵を虐待する母親・陳豊子の2役を演じます。映画でも原田が2役を演じ、当時はこの映画を観て映画館から出てくる女性客の8割以上が泣きながら『原田美枝子ってすごい』とつぶやいたと言われた作品です。果たして篠原も原田のように女性視聴者の心を揺さぶることができるか、非常に興味深いです。ただしネット上で見る限りでは『篠原の老け顔メイクが早く見たい』という声が多く見受けられ、内容に期待する声は見つかりませんでした」(映画関係者)
篠原の女優としての真価が問われるドラマとなりそうだ。