実家のもんじゃ焼き店を経営していた母親の後を継ぎ、2代目店主となったジャングルポケット・おたけ。しかし、その実態は十八番ギャグ「おたけ、さいこっちょー!」とはなっていないようだ。
おたけは10月21日放送のフジテレビ系「ディープファミリー 〜知ってる家族の知らないホンネ〜」で、もんじゃ焼き「竹の子」初代店主である母・トシ子さんと経営方針をめぐって衝突し、「親子の縁を切るところまでいった。マジで大変だった。年末に4時間半の話し合いがあって」と壮絶なバトルが展開されたことを打ち明けた。
どうやら原因は、おたけが「色々と変えちゃった」点にあるようで、取材に応じたトシ子さんは「お店を継ぐとなるといいことばかりじゃない。やるやると言った割に準備不足。その日、勝手に決めたメニューを勝手に出したり、(客1組につき)1時間でラストオーダーにしちゃったり」と不満を述べ、長年通ってくれたお客さんに愛情を示してほしいと涙ながらに語っていた。
中でも、特に理解できないのは、おたけが力を入れているというグッズ展開だという。おたけは、自身がプリントされた特製シールやアクリルスタンドの魅力を語ったが、トシ子さんは「売れるわけないじゃん。お前のこんなの欲しい人いる?」と素朴な疑問を口にし、番組MCのみちょぱも思わず「いらない」とバッサリ否定していた。
納得いかないおたけは、客をワクワクさせることに意味があると熱弁するも、母からは「ワクワクしない。100%売れない。ゴミだよ」とストレートな感想が。おたけも譲らず「遊び心も大事だよ?」と反論したが、「ほとんど遊び心じゃん」との痛烈な返しに遭い、MCの森田哲矢からも、一連のやり取りに「クソみたいなマネーの虎が繰り広げられてました」と一蹴されていた。
「創業25年の人気店を支えてきた母親からすると、息子がやろうとしていることは、長年通い続けてくれた常連客が求めるものとはズレているように感じるのでしょう。東京・月島というもんじゃ焼きの激戦区で長く愛されてきたのは、やはりトシ子さんの人柄やアットホームな店の雰囲気、変わらない味であり、少なくともおたけが印刷されたキラキラシールが目的ではないはず。実家がバーを経営する共演のSHELLYも『飲食店は生半可な気持ちじゃ難しい。こういう人(おたけ)には無理だと思います』と言い切っていました」(テレビ誌ライター)
売上の多くを占めてきたであろう常連客を悲しませるような“改悪”だけは避けたほうがよさそうだ。
(木村慎吾)