夏ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)とはまったく違うタイプの主役を、松本若菜が務めるこのドラマ。初回から衝撃的な展開が大きな話題を呼んだが、視聴者の考察欲をどんなふうに激しく刺激したのか。今一度プレイバックしてみよう。(10月18日配信)
多くの女性が始まることを待っていた「托卵」をテーマにした松本若菜主演ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)が10月17日にスタートした。
神崎美羽(松本)が中学時代に好きだった幼なじみの冬月稜を深澤辰哉、外ヅラはいいけれど美羽にはモラハラしまくる夫・宏樹を田中圭が演じることで、スタート前から「このキャスティングで合っているのか?」と疑問を感じる人が多かったのだが、なんと冬月(深澤)は初回にして赴任先のアフリカ西部の「メビリノ協和国」で爆死。いわゆる「死亡退場」したのだ。
もう少し説明すると、中学生の頃までよく通っていた図書館で偶然にも美羽と冬月は再会。夫のいる美羽と、もうすぐ仕事でアフリカに赴任する冬月だったが、美羽は日常的にモラハラされている宏樹(田中)に無理やり押し倒されて行為をされた夜、呆然として中学生の頃によく通い、冬月と再会した図書館にたどり着くと、そこには忘れ物をした冬月が。
それから2人は愛のある行為に及び、冬月から「プロジェクトが軌道に乗ったらいったん戻ってくるから待ってて」と言われて美羽は喜ぶが、実際の時間にして3分後に妊娠発覚。その2分後には「アフリカ西部のメビリノ共和国」で爆発があり、亡くなった日本人2名のうち1人の名前が「フユツキ リョウ」であることをテレビから流れてきたニュースで知り驚愕。その事実と同じくして、現実では行うことができない「医療目的ではない出生前DNA鑑定」の結果を目にした美羽は、お腹の中にいるのが冬月との子どもであることを知り、「托卵」の決意をするという流れだった。
「TVer」で確認したところ、冬月が美羽と行為に至るまでは46分、その4分後に妊娠判明。さらにその2分後に冬月の死亡報道があったため、ネット上には「初回退場だから深澤がキャスティングされたのか」「初回退場なら深澤のキャスティングにもうなずける」といった納得の声と同時に「でも実はまだ生きてそう」「爆死したのは別人だと後になってからわかりそう」「今後はゲスト出演のように回想シーンで冬月は登場するのかな?」などと考察する声もあがっている。
はたして冬月はまだ生きているのか、それとも本当に爆死してしまったのか。次週が待ち遠しい。
(津島修子)