若手芸人らの“学園祭手抜き”疑惑が蔓延する中、芸歴35年を誇るお笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズが“プロとしてあるべき姿”を語っている。
文化の日を挟んだ11月2日~4日は全国の大学で学園祭が催され、様々な芸人が各地で営業のオファーを受けていたようだ。すると、2日頃より、Xではパンクブーブーやオズワルドといったコンビが“学祭で手抜きのネタだけして帰っていった”と証言する投稿が相次いで拡散され、“テレビでは本気なのに学祭はテキトー”といった悪評が目立つことに。
そうした中、名指しで批判されたオズワルドの伊藤俊介は3日のXで「我々が学祭めっちゃ手抜いてるって話が拡散されてますが、発信元からどこの学祭か判明しました 学祭でネタもやらずにダラダラトークだけして帰っていったと仰っていたあなた。そんなわけねえだろ」「しっかりネタやって鼻血出るくらい滑ったんだよ。芸風的に勘違いされやすいけども。それはそれでごめんな」と“手抜き疑惑”は否定も、スベったことは認めている。
そして、大物も口を開いた。三村は3日夜の更新で「面白いとか、面白くないとか、それは個人的な判断なのだが、てを抜いてるは、わからん。もし!手を抜いているが本当なら、なぜ?と思う。どこでも面白いと思われたいんじゃないのかい!手を抜いたら終わり」と綴り、プロの芸人ならいかなる仕事においても全力で向き合うべきだと主張した。
「過去にはベテランの明石家さんまが毎月のギャラの明細を見ないと明かし、その理由を、各仕事に金額の大小があることを知ってしまうため、仕事に臨む姿勢にバラつきが出るのを恐れていると語っていました。三村も『もし!』と語っているように、実際に芸人が学園祭で手を抜いていたのかは不明ですが、そうした不評が少なからず出てしまうこと自体にも問題はあるのかもしれません。彼らが舞台上できちんと爆笑を取っていれば、そもそも議論すらされない話題であることは確実ですからね」(テレビ誌ライター)
やはり長く芸能界の第一線を走り続ける人気芸人には、それに値するだけの心構えがあるということだ。(木村慎吾)