2024年秋ドラマ「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)で、端島へやってきた謎の女歌手の草笛リナ(池田エライザ)。「モンスター」の主人公・神波亮子(趣里)と「嘘解きレトリック」(いずれもフジテレビ系)のヒロイン浦部鹿乃子(松本穂香)。「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)の新米看護師・中村柚子(森田望智)。この女優陣に共通するのは何か?
それは「前髪パッツンボブ」。
草笛と浦部の時代背景は昭和の前半。松本演じる浦部は、いわゆる“おかっぱ頭”。そして池田扮する草笛は、時代設定は戦後の1950年代だが、大正後期から昭和初期に流行し、モダンガール、通称モガが好んだ艶のある黒髪ストレートのボブカットだ。
一方、現代劇の2人、趣里が演じている神波は、今風のカラーリングで髪色を明るくし全体的にふんわりとしたボブで、森田が扮する中村は毛先を遊ばせた無造作な感じに仕上げている。
「バブルの頃は、ワンレングスに前髪はトサカのようにアップするスタイル。それ以降は、前髪を降ろしても、すだれのように少ない量をさりげなく自然におろしていました。ただ、ここ最近は、レトロチックなファッションが流行していることもあり、前髪をパッツンと切った正統派ボブスタイルが流行ってきているようです。ボブスタイルは、顔を小さく見せてくれるため、頬がふっくらしている人や、エラの張っていることを気にしている人におすすめです」(女性誌記者)
この秋冬は、レトロチックなモガファッションに挑戦してみるのもいいかもしれない。