12月22日、テレビ朝日系列で決勝大会の放送が予定されている漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」。
今年の大会では過去最多となる1万330組がエントリーし、11月9日に3回戦の全日程が終了。準々決勝に駒を進める94組が決定した。
昨年のチャンピオンで史上初の連覇を狙う令和ロマンらが順当に勝ち残った中、有力コンビの脱落に驚きが広がっている。
お笑い関係者が語る。
「今年の3回戦では、バラエティでおなじみの宮下草薙、すゑひろがりず、エルフ、土佐兄弟が相次ぎ脱落しましたが、中でも最大の驚きはモグライダーの敗退でしょう」
2021年と2023年に決勝に進出し、大会の出場資格が「コンビ結成15年以内」であることから、今年がラストイヤーだったモグライダー。
「今年はネタの仕上がりが特に良いと評判で、優勝の有力候補と目されていた。ここで脱落すると思っていた人はほとんどいないのではないでしょうか」(前出・お笑い関係者)
彼らはどんなネタを披露していたのか。
「ドジャース・大谷翔平に愛犬のデコピンがじゃれついてきたかと思いきや、まさかの“一平通訳”だったというパターンを繰り返す動きの激しいネタです。今年4月に事務所ライブで披露していたネタをM-1に持ってきた形ですね」(前出・お笑い関係者)
もっとも「今回のモグライダーのネタを見て、敗退という結果も納得できる」とのこと、その理由は―。
「会場でウケてはいたものの、緻密に構成された他のコンビのネタと比べると単調だったことは否めない。さらに『デコピンだと思ったら一平通訳だった』という展開もM-1で披露するにはベタに感じました。面白くはあるものの『M-1向け』ではなかったかもしれません」(前出・お笑い関係者)
大会の行方を見守りたい。
(塚原真弓)