主人公・小森洸人を演じる柳楽優弥、その弟で絵画の才能がある自閉症・美路人役の坂東龍汰と「ライオン」を名乗る男の子・愁人演じる佐藤大空らの演技が秀逸と絶賛されているドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系)は、11月22日放送回で第7話となる。これに先立って、11月15日に放送された第6話の世帯平均視聴率は、今作最高の6.6%を記録した。
前話、第5話のラストでは、ようやく連絡の取れた愁人の母で洸人らの異母姉・橘愛生(尾野真千子)が、目の前で逮捕される。そして、取調室で「私が息子を殺しました」と、愛生が証言するシーンで終わった。
第6話では、このことをニュースで知った愛生の夫・祥吾(向井理)は、愁人の写真を公開し、情報を集めようとする。
そんな折、小森家を監視していた謎の人物・X(岡山天音)と洸人は、対面することに。Xは柚留木と名乗り、愛生からの依頼で息子・愁人と一緒に人生を生き直すために、母子ともに自殺したように見せかけ、遠い場所で別人として暮らす「偽装死」の準備をしていたのだと明かす。理由は、祥吾のDVがひどく愁人にまで手を出すようになったからだった。
洸人は愁人を人目から守るため、髪型を変え、服装などもこれまでとは違うものに替え「3人で笑顔で暮らそう」と誓い合うのだった。
一方、愁人が生きていることを確信し、必ず見つけ出すという祥吾の目には、狂気の色が浮かんでいた。
「これまで、好人物を演じることの多かった向井の演じる祥吾が、妻や幼い息子にまで暴力を振るう人物だということがわかり、視聴者からは『DV夫だなんて なかなかショック』『ずっと向井推しの私としては見たいような見たくないような…』『良い人そうな向井理が演じると、悪いヤツの中に深さが出て余計に怖い』など、かなりインパクトがあったようです」(テレビ誌ライター)
ネットに拡散されてしまった愁人を守るため、自宅を離れる小森家の3人。先の読めないスリリングな展開から目が離せない。