11月20日放送の「テレ東音楽祭スペシャル1964→2024 ~60年分の名曲!実は“歌の衝撃映像”ベスト100~」(テレビ東京系)にネット上では「不満」を語り合う声が少なくないようだ。
2014年から始まった「テレ東音楽祭」の初回からMCを務めていた国分太一だが、ジャニー喜多川氏の性加害問題でテレ東側が前回、前々回のMCに国分の起用を見送った。しかし今年10月、テレ東は被害者への補償が進んできたことを評価。国分はMC復帰となった。
一方、19年から国分と一緒にMCを務めていた広末涼子は昨年の不倫騒動によりMCを降板したまま、今回も登場することはなかった。大物アーティストがわずかしか出演せず、中堅アーティストによる「カラオケ大会」のようだった内容を振り返ると、スポンサーに叱られてもあえて広末をMCに戻していていれば、大きな話題となって視聴率につながっていたかもしれない。
個人的に気になったのは後藤真希だ。後藤はこの日、自身が所属していたモーニング娘。が2000年にリリースした「恋愛レボリューション21」をAKB48の面々とコラボ。自身のインスタグラムには「AKB48の皆さんと恋愛レボリューション21をコラボ!!みなさん振り付け覚えて下さっていて、うれしかったです 私からしたら皆さんが妹?いや子供でもおかしくない歳の差でしたが、みんなでのパフォーマンス楽しかったです!」などと綴っていたが、「それは建前では?」と言いたくなってしまった。
というのも、後藤は4日前の11月16日に放送された「人生最高レストラン」(TBS系)に出演した時には、生まれてから39年間「東京・江戸川区」に住んでいるとナチュラルに現住所をカミングアウト。MCの加藤浩次から「江戸川で育って、デビューして恵比寿挟んで江戸川、とかじゃなくて?」と驚かれると、「まったく挟みません。全然ですね。ずっと江戸川区から通ってます」と笑顔で答え、「住みやすいですね。知ってるご近所のおじいちゃん、おばあちゃんも多いし、公園も学校も駄菓子屋さんも多いので子育てがしやすい」と親近感あふれるコメントまで展開したのだ。
さらには「(江戸川区から)離れたくない。一軒家のあこがれがあって、去年、家を建てました」と、これからも江戸川区に「住み続けます宣言」も飛び出したことから、MCの加藤から江戸川区の観光大使やPR大使を務めていないのかと確認されると、後藤の答えは「いいえ」。
すると加藤は「江戸川区長、何やってんだよ!こんだけ住んでるのに」叫んでいたが、まさに自身の子供でもいいような年齢の若いアイドルと過去の名曲を歌って踊るより、江戸川区長とタッグを組んでテレ東の人気番組「アド街ック天国」に出演して「江戸川愛」を具体的に熱く語ったほうが、後藤自身も世間一般の人々もおもしろいような気がする。
江戸川区長の今後の行動に注目したい。
(津島修子)