芸能人は人気商売。世間の評価が気になって仕方のない人種である。そこでトライするのが、エゴサーチだ。
エゴサーチとは、自分の名前をネット上で検索して、自分の評価を再確認すること。ただし、いいことばかり書かれているわけはなく、どんなに好感度が高く、国民的アイドルと言われていても、必ずネガティブな意見はある。そんな言葉に心が折れてしまったり、スランプに陥ったり、トラウマとなったりもする。
そんなエゴサーチを日課にしているのが高橋真麻だ。芸能ライターが説明する。
「高橋は俳優・高橋英樹の一人娘。学生時代から芸能人の娘としてチヤホヤされる環境にいたため、自分に対するリアルな声が聞こえてこなかった。だから、フジテレビの局アナとしてデビューした後、『親の七光り』という評価に直面してショックを受けたそうです。『ブサイク』だの『かわいくない』といった悪口を目にして落ち込んだといいますが、それを反面教師にして、地道な努力を続けることを忘れなかった」
潮目が変わったのは、入社5年目。マツコ・デラックスが高橋を「バラエティで体を張るし、ニュースも実はうまい」と高評価したのだ。
「毒舌が売りのマツコが太鼓判を押した実力派として、世間の評価は一変しました。その後、毒舌の有吉弘行との共演がきっかけで、どんなツッコミにも耐える強心臓と、当意即妙の切り返しをマスターするまでに。ハラスメント、下ネタ混じりのイジリにも笑顔で対応できるようになり、あれだけ目にしたネガティブコメントも激減したといいます。今ではエゴサーチで応援メッセージや激励コメントを見つけるたびにヤル気が湧いて、心からの感謝を感じるそうですよ」(テレビ関係者)
今やレギュラー番組8本を持つ売れっ子に。エゴサーチの有効活用が、今のモテっぷりを築いたと言えそうだ。
(塩勢知央)