主人公・小森洸人を演じる柳楽優弥、その弟で絵画の才能がある自閉スペクトラム症・美路人役の坂東龍汰と「ライオン」を名乗る男の子・愁人演じる佐藤大空らの演技が秀逸で、“毎回泣かされる”と話題のドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系)。11月29日放送の第8話の世帯平均視聴率は6.2%だった。
この日のストーリーは、愁人に暴力を振るっていた父・橘祥吾(向井理)が愁人の画像をSNS上に投稿したため、洸人らは佐渡島のペンションに身を隠すことになった。
そこで、窃盗で逮捕され釈放された洸人らの義姉で愁人の母・愛生(尾野真千子)と落ち合うことができた。感動の再会を果たしたその翌日、愛生は愁人を連れて佐渡島を離れると洸人に告げる。洸人は何とか4人で暮らせないかと提案するが、愛生は「夫は危険な人なのかも知れない。洸人が想像しているよりもずっと…」と語る。
そして、愛生から「愁人と2人にしてほしい」と言われた洸人は、美路人を連れて買い物に出かける。
帰路の途中、記者の工藤楓(桜井ユキ)から電話がかかってくる。工藤は、祥吾が働く「たちばな都市建設」と亀ヶ谷議員(岩谷健司)の周辺で、関係者の失踪が頻発していることや、亀ヶ谷議員の元秘書が怪死していることを知らされる。
急いでペンションに戻った洸人が目にしたのは、ぐちゃぐちゃに荒らされた部屋で先に帰った美路人の怯える姿。そして愛生と愁人は消えていた…。
「この日は、ようやく洸人ら4人がくつろぐ、ほのぼのとしたシーンがあった後の、まさかの展開に視聴者は『最悪だ』『やだー!不穏すぎるー!』『ラスト怖すぎ』『鳥肌立った』など、騒然となりました」(テレビ誌ライター)
まだまだ、予測不能な今作に、視聴者はドキドキさせられそうだ。