元V6・井ノ原快彦にとっては大御所歌手というよりは“友達のおばさん”という認識だったようだ。12月18日、「ぽかぽか」(フジテレビ系)にVTR出演した井ノ原が、歌手・森山良子をうっかり「おばさん」呼びしてしまった“事件”について釈明している。
番組ではゲストに森山を迎え、その豊富な人脈にまつわる話題になると、森山の息子で歌手・森山直太朗と20年以上の付き合いがある井ノ原が、ライブ会場で森山を「おばさん!」と呼んでしまったという“事件”が紹介された。
当事者である井ノ原が番組のインタビューを受け、直太朗とはデビュー前より交流があることから、森山は“親友のお母さん”という立ち位置だったと説明。「直太朗のライブの時かな?観に行ってるんです。その時に来てたから、友達のお母さんじゃないですか。だから『おばさん!』って言うじゃないですか?その感じで『おばさん!』って言ったら、周りのスタッフがかなりピリついてた。“何なんですか?あの子”って」と当時のピリピリムードを明かした。
20代中盤には近所で暮らしていた時期もあるほど、仲良しな井ノ原と直太朗。森山家の近くでトイレに行きたくなったことがあり、直太朗に電話をすると「今いないけど、母ちゃんがいるよ」と言われ、その際も「おばさん!トイレ借りていいですか」とインターホンを鳴らすほど親密な関係性なのだという。
「プライベートではなく公の場で“歌手・森山良子”として会う場合にはあまり人前で『おばさん』とは呼ばない方が無難ですが、2人の仲の良さが伝わるエピソードです。一方、井ノ原と同じ旧ジャニーズでは、私生活での接点が全く無いにもかかわらず、超大御所歌手の美空ひばりさんに『おばさん、歌うまいね』と言い放った近藤真彦の“伝説”がありますからね。近藤は1979年から82年まで放送されていた『ばらえてい テレビファソラシド』(NHK)にゲスト出演した際、朝からリハーサルをしていたところ、同じくゲストのひばりさんも舞台で稽古をしていたといいます。彼女はリハーサルの音合わせの段階から涙を流すほどの熱唱ぶりを見せており、当時まだ16~17歳だった近藤は横にいるマネージャーに『あのおばさん、歌うまいなぁ』と発言。これが人づてにひばりさんの耳に入り、激怒されるかと思いきや、『私ね、小さい頃から“歌がうまいね”って言われてきたのに、最近は言ってくれる人がいないのよ』と喜ばれたといいます。この近藤の“生意気さ”に比べれば、友人の母親というつながりがある井ノ原のエピソードは可愛いレベルだと言えますね」(テレビ誌ライター)
とはいえ、周囲のスタッフが冷や汗を流してしまうのも無理はないかもしれない。
(木村慎吾)