1月20放送の「A-Studio」(TBS系)にゲスト出演した高橋一生は“実力派の名脇役”として、いまや様々なドラマ・映画に引っ張りだこの俳優の一人だ。特に2015年に放送された「民王」(テレビ朝日系)での秘書役は好評で、「第86回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞」で助演男優賞を受賞。以来、人気も右肩上がりだ。
そんな高橋は現在、注目の新ドラマ「カルテット」(TBS系)に出演。高橋を含む主演4人が限定ユニットとして歌う椎名林檎書き下ろしのエンディング曲も、ドラマにぴったりだと早くも話題になっている。
「『A-Studio』では高橋のプライベートに迫り、5人兄弟の長男であること、父親が3人いたこと、母親は1人で10年くらい会っていなかったが、亡くなる1週間前に会えたことなどを告白。三男の弟はロックバンド『never young beach』の阿部勇磨で、それを知らなかった松田龍平が偶然弟のライブに行ったことなども話していました。また、子役の頃から母親に“隣のあんちゃん”的俳優を目指しなさいと言われていたそうです」(エンタメ誌ライター)
こうした生い立ちがあるからこそ、陰のある役や、ひと癖ある役がハマリ役なのだろう。多くの演出家をうならせた自然で深い演技も、大人の余裕を感じさせる男の色香も、年を重ねるほどににじみ出てくる。
今作の「カルテット」でも、面倒くさい性格のヴィオラ奏者を演じ、必要以上に胸元をはだけた衣装やキスシーンを魅せ、第1話から女性視聴者の心を鷲掴みにしている。
「『A-Studio』の司会・笑福亭鶴瓶も『今年のブレイクは間違いなし、いつか大河の主役もやるだろう』と予想。番組アシスタントで共演経験もある森川葵も『一生様』『声を聴いていられるだけで幸せ』とすでに虜となっている様子でした。こうした堺雅人や西島秀俊のような“遅咲き俳優”は、ブレイクすると強いんです」(前出・エンタメ誌ライター)
今年は「カルテット」だけでなく、「おんな城主 直虎」では5度目のNHK大河ドラマに、また3月には出演映画「3月のライオン」が公開されるなど、今後も目にする機会が増えそうな高橋。いよいよ実力派の名脇役から主役へとステップアップしそうな気配だ。
(琴葉)