いよいよ寒さも深まってきました。とくに朝晩は冷え込むので「冷え性」の人はつらい思いをしているかもしれません。そこで今回は、冷え性の度合いをセルフチェックできるリストを紹介しますので、ぜひ健康管理に役立ててくださいね。また、メディメッセ桜十字予防医療センター医師の德永理衣さん監修のもと、併せて朝・夜の冷え性向け温活ルーティーンもお届けします。
■冷え性セルフチェックリスト
□手足の先が冷たく温まりにくいと感じることがある
□夏でも冷房が効き過ぎた場所では寒さを感じる
□朝起きたときに布団が冷たいと感じることがある
□体温が36℃以下の日が多い
□夕方になると足がむくみやすい
□冷たい飲み物やアイスを好んで取ることが多い
□湯船にあまり浸からずシャワーのみで済ませることが多い
□運動不足を感じている
□食事で野菜が不足していると感じる
□ダイエットで食事量を極端に減らした経験がある
□肩凝りや首の凝りが慢性的にある
□寒さを感じるとお腹を壊しやすい
□貧血を指摘されたりめまい症状を感じたりすることがある
□眠りが浅く朝起きても疲れが取れない
□ストレスを強く感じることが多い
当てはまった数が6~10個の人は冷え性の可能性があり、11個以上は冷え性がかなり進行している可能性があるそう。11個以上の人は、セルフケアはもちろん、医師や専門家に相談しましょう。
■冷え性向けの朝・夜の温活ルーティーンとは?
セルフチェックリストで冷え性または予備軍となった人は、すぐにでもセルフケアを始めてくださいね。朝と夜の温活ルーティーンをシーン別に紹介します。
●朝起きてすぐに布団から出たくないときは……
布団の中にいる状態でもOKなので、白湯やショウガ入りのお湯を一杯飲みましょう。アサヒ飲料が20~50代の男女1,600名に行った「冷え性と温活ドリンクに関するアンケート調査」によれば、温活でよく飲む飲み物はお湯(白湯)48.8%、味噌汁46.1%、コーヒー43.2%、スープ42.4%の順という結果に。「すぐ飲める」「経済的」といった理由で飲む人が多いようです。また、白湯を飲むタイミングで最も多かったのは「朝起きたとき」で61%。多くの人が寝起き温活に白湯を活用しているようです。
●なんとか起きたけどまだカラダが冷え冷えで動くのが億劫なときは……
寝ている間に滞った血流を促すストレッチをしましょう。オススメは「キャットカウポーズ」。猫のように背中を丸めたり反らしたりするだけで血流が促進されますよ。
●身体を温める朝食が食べたいときは……
冷えた身体を温めるために、朝食ではショウガ入り鶏団子と根菜のスープといった温野菜入りスープや味噌汁、オートミール粥を取り入れましょう。
●帰宅後、足が冷え冷えでどうにかしたいときは……
足元をしっかり温めましょう。オススメは38~40℃のお湯に10分足を浸す足湯と湯たんぽ。全身の血流が改善しますよ。
●お風呂に浸かって温まりたいときは……
お風呂の湯の温度は38~40℃がベスト。高温過ぎると、逆に疲労感を感じてしまうので注意してください。入浴剤は炭酸ガス入りやショウガエキス配合がオススメです。15~20分を目安に全身浴を行いましょう。
●寝る前に何かを飲んで温まりたいときは……
カフェインを避け、カモミールやルイボスなどのハーブティーやホットミルク、ショウガ湯(はちみつ入りでもOK)などの温かいドリンクで、身体を温めてから布団に入りましょう。快眠につながりますよ。
冷え性を放置してもよいことは何もありません。冷え性チェックで心当たりがあった人は、ぜひ朝・夜の温活ルーティーンから始めてみてくださいね。