「おばさん」と呼ばれる世代の女性たちが送るLINEの中には、いかにも“THE・おばさん”なムードを醸し、男性たちを心の底からドン引きさせる類のものもある模様です。元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、一見するとかわいく見えるのに実は男性が引いてしまう“魔のおばさんLINE”を解説します。
■スタンプや絵文字を連発するLINEが醸すオバサン感
「おはよう(絵文字)」から始まり、「元気?(絵文字)」「行ってきます(絵文字)」など、ひたすらスタンプと絵文字だけで構成されたメッセージは、一見するとかわいい印象なはず。ところが実は、男性たちからは不評を買いやすい典型です。
その理由を男性たちに尋ねてみると…。
「“これ、何をどう返せばいいの?”と感じてしまう。わりと迷惑メール系だと思う」(30代前半)
「こっちが『元気だよ!』って返したところで、その後の会話が続かなくないですか?」(40代後半)
など、内容が薄すぎてリアクションに困るといった声や、
「『元気?(絵文字)』の裏に、どれくらいこっちに対する本気の関心があるのか読み取れない」(40代前半)
「メッセージが軽すぎて、“とりあえず送った”のが見え見え」(50代前半)
など、感情が読み取りにくいうえに雑な印象を受け取っている男性も。また、
「画面いっぱいにスタンプや絵文字が並ぶLINEは疲れる。お互いに“いい大人”なんだから、もっと知的なやり取りをしたい」(40代前半)
「親密さを押し付けてきているように感じる。うざい」(30代後半)
などと、幼稚な印象からのイラ立ちを隠さない男性もいました。
要するに、画面が賑やかかつ内容が薄いLINEを送りつけるあたりに「身勝手なオバサン感」を覚え、イラっとしてしまう男性は少なくない現実がありそうです。
これは恋愛シーンでは致命傷になりかねない“魔のLINE”と言えるのではないでしょうか。
送り手である女性側は、明るく楽しい雰囲気のLINEをしようと相手を気遣っていても、受け取った男性が不快感を覚えてしまえば、コミュニケーションは失敗です。
意中の相手にLINEをするときには内容や頻度に注意しつつ、相手の負担にならない「ちょうどいい距離感」を対面同様に意識していきたいものですね。
(並木まき)