ずっと続いているスピリチュアルブーム。でも、スピリチュアルに頼り過ぎる人って、なかなか恋愛がうまくいかない場合が多いようです。
「えっ、そうなの? スピリチュアルに頼ればなんとかなるんじゃないの……?」と思っているとしたら、答えは「NO」。では、どうしてスピリチュアルに頼る人には恋愛がうまくいかない人が多いのか? その深層心理を紐解きます。
■スピリチュアルに頼る人は他力本願だから
そもそも“自分で自分のことを決めて行動する”ことができる人は、“誰か”を“何か”を頼りません。スピリチュアルを占い的な遊び感覚でみるくらいなのです。が、本気でスピリチュアルの世界を信じている人は、「自分で物事を決められないから誰かの考えに頼りたい」という気持ちの強い人が多いのです。恋愛って自分が主体になってはじめてうまくいくもの。なので、なんでもかんでも誰かの意見のままに動こうとしている時点で、恋愛はうまくいきにくいのです。
■自己肯定感が低くコミュニケーションが苦手だから
「誰かに決断をまかせたい……」という気持ちのときは、自分に自信がないときです。自分のいいところが見つけられないのは「どうせ私はダメ」と卑下しているときが多いということは、心理学的によくいわれています。卑下しているときにはコミュニケーションもうまくいきにくいです。出会い活動の場に行っても、何を話していいか分からないまま時間が過ぎて、ガックリとした気持ちで帰宅するだけという人も多いのです。
■うつむきがちでオシャレが苦手になっているから
スピリチュアルに頼りたいのは、自分に自信がないとき。自分に自信がないときには、無意識のうちに視線がうつむきがちになります。すると、他人と目を合わせる機会が減り、ますますコミュニケーションが苦手になります。外見的にも猫背になってしまい、笑顔がなくなり、なかなか好感度が得にくくなるのです。元気がないからオシャレする心の余裕もない状態になりがち。モテない路線をまっしぐらになりがちなのです。
■お金と時間の使い方が分からなくなっているから
人間は、元気なときには自分の目標をしっかりと持つことができます。その目標に向かうためには、どんなことに時間とお金を費やせばいいのかという判断ができます。ところが、「誰かに自分の未来を判断して欲しい」という心の状態のときは、自分にとって有効なお金と時間の使い方が分からなくなっている心理状態なのです。これではなかなか恋活はうまくいきません。
いかがでしょうか? あなたはスピリチュアルにハマって盲目になってはいませんか? もちろん、ちょっと参考にするくらいなら全然OKです。ハマり過ぎて見失ったりしないように、“心のサプリ”くらいのつもりで取り入れてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。