失敗してしまったことを思い出してクヨクヨ悩んだり、まだ起こってもいないことに不安を感じて最悪の事態を考えてしまったりすることってありませんか? こういう感情の負のスパイラルを抜け出すには、いったいどうしたらよいのでしょうか。
■ネガティブな感情が芽生えてしまったら……
あなたは、マイナスの感情を抱くことがどのくらいあるでしょうか。誰かを嫌いだと思ったり、何かを悲しいと感じたり……。もしかしたら、プラスの感情よりも多くマイナスの感情を抱えてしまうという人もいるかもしれません。
ネガティブな感情って、一度湧いてくるとなかなかコントロールが難しく、自分の中でどんどん膨らんでしまいますよね。そんなときにオススメなのが、「ディスタンシング」という方法です。
■ディスタンシングで負のスパイラルから抜け出す
ディスタンシングとは、自分の感情を自分のものではないように外側から見つめる方法のこと。そうすることで、感情に引きずられてしまうことを防いだり、負のスパイラルから抜け出したりすることができます。
やり方は意外と簡単です。方法はいくつかあるのですが、その1つは“自分が抱えている問題を他人が抱えていると想像する”というもの。例えば、仕事でミスをして「自分はダメだ」と思っているのなら、それを別の人のミスだと想像してどんな言葉をかけてあげられそうかを考えてみるのです。
■自分への批判は最低限にして自分の心と距離を置く
多くの人は、失敗などをすると自分への批判を始めてしまいます。ですが、それはとても主観的なものです。自分の心と距離を置くことにより、自分を必要以上に責めることがなくなって「自信をなくす必要はない」と理解できるのです。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。