親がやりなさいと言えば子どもは自主的に勉強し始めるというのならば悩みませんが、そうはいかないのが普通ですよね。では、子ども自身が自ら「勉強したい」と思うのって、何がきっかけとなるのでしょうか。
■頑張ればできると思えたとき
「難しいな」「きっと頑張ってもできないな」と思っていては、積極的に学びたいとは思えません。「解いてみたらできた」「少し頑張れば理解できた」と思うことが、「もっと頑張ればもっとできるようになるかも」と思えるきっかけになります。できないことを指摘するのではなく、できるようにサポートして一緒に喜ぶことが次の段階につながっていくのです。
■目標ができたとき
それまで勉強なんて手をつけなかった子がいきなり勉強に向き合い始めるのは、目標ができたときが多いもの。たとえ難しくても、乗り越えて手に入れたい目標がある子は強いです。勉強することの意味や目的を考えられるようになったら、前向きに成長していける目標を設定するのがオススメです。
■負けたくないと思ったとき
「できるようになりたい」だけでなく、「負けたくない」という気持ちも大きな原動力となります。誰かを貶めようとするのではなく、切磋琢磨して頑張りたいと思う気持ちを大切にし、負けじと食らいついていく姿勢を応援してあげましょう。
変化のきっかけは人それぞれですが、そんなきっかけを経験できる環境を作ることは可能です。勉強することを強いるのではなく、もっとしたいと思えるような経験をさせてあげることで、主体的な学びの意欲を育んではいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)