SUPER EIGHTの大倉忠義が24日、39歳にして授かり婚を電撃発表した。妻は一般女性。今年は、前身グループの関ジャニ∞時代から数えてデビュー20周年の大きな節目。先月13日にコンサートツアーを完走したばかりだ。さらに、大倉は5月の誕生日で40歳の大台に乗る。このタイミングで発表したグループ初のパパ誕生は、SUPER EIGHTにとっても悪いことではなかった。
大倉といえばプライベートで過去に吉高由里子、広瀬アリスといった主演級の俳優と浮名を流したモテ男だ。一方で仕事面では、事務所の後輩で同じ関西ジャニーズJr.(現・ジュニア)出身のなにわ男子、Aぇ!groupをメンバーの横山裕と二人三脚でバックアップ。なにわを2021年11月に、Aぇ!を24年5月にCDデビューに導いた。
関西のジュニアは14年にジャニーズWEST(現・WEST.)がデビューして以降、「焼け野原」といわれていた。小・中・高校生のアイドル予備軍たちは関東のジュニアと大きく異なり、マネージャーもレッスン場も事務所も寮もなかった。先輩グループのバックダンサー、ローカル番組で活動できるチャンスも皆無に等しかった。
そんな実情に異論を唱えたのが、大倉と横山だった。大倉は18年、個性豊かな才能があふれているにもかかわらず、完全に埋もれている少年たちに触れて、みずからプロデュースを志願。21年9月にツイッター(現・X)を開設した際は、自身の肩書きを「Producer」と称した。
「関西発のアイドルであるというベースを失わないことで、あまたの競合男性グローバルアイドルとの差別化を図りました。なにわは、かわいいけどオモロイ。Aぇ!はワイルドだけどオモロイ。コントも漫才もやるけど、ダンスもバンドもやるという完全無欠さで、ライブのクオリティを高めてきました。両グループはデビュー直後からロケットスタートと思われがちですが、実は関西で辛酸をなめ続けた苦労人。その暗闇に光を照らしたのが、大倉さんだったのです」(古参アイドル誌のライター)
なにわは、デビュー曲「初心LOVE」のフォトモーションエフェクトを公式TikTokで公開すると、国内アーティスト最速となる配信後37日間で5億回達成という記録を作った。Aぇは、「オリコン年間ランキング2024」のアーティスト別セールス部門・新人ランキング」で1位を獲得。上半期と併せて男性グループが両ランキングを制するのは、令和初の快挙だった。
「大倉さんが40歳間近にしてデキちゃった婚だったことに、批判的な一部のオタ女子は騒いでいました。でも、なにわとAぇ!を売り出した功績がその声を封殺した。今回の結婚はEIGHTER(SUPER EIGHTのファンネーム)よりむしろ、なにふぁむ(なにわ男子のファンネーム)、Aぇ担(Aぇ!groupの担当=ファン)に祝福されて、好感度が再び爆上がり状態です」(前出・アイドル誌ライター)
大倉結婚は、後輩グループの熱狂ファンから祝福される異例の事態を生んだ。
(北村ともこ)