3月11日深夜で第4話となる、timelesz・佐藤勝利と髙石あかりのW主演ドラマ「アポロの歌」(TBS系)で7年ぶりにドラマ出演したふかわりょう。手塚治虫氏の同名マンガを原作にしたこのドラマは、原作マンガの骨子だけを残した限りなくオリジナルドラマに近い作品なので、ふかわがどんなキャラを演じるのか、出演シーンを楽しみに待っていたのだが、あまりにもあっけなく終わってしまった。
ふかわが演じたのは有名アーティスト・シグマ(髙石)の音楽プロデューサー・山部役。ドラマ開始前には「自分で言うのもおこがましいですが、とてもぴったりな役をいただきました。もはや、わたし以外は考えつかないくらいです!」などとコメントしていたし、原作マンガでは登場シーンが少なくないキャラと同じ役名だったので期待していたのだ。ところが、第2話で数十秒、第3話でシグマが逃げ出した先にいた昭吾(佐藤)に「口止め料」を押し付けるも、受け取ってもらえないシーンとシグマに新曲を聞かせるシーンのみで出演終了。たしかに音楽活動もしているふかわにぴったりなキャラだったかもしれないが、期待していた分だけ出番の少なさが残念だった。
夕方のワイドショー「5時に夢中!」(TOKYO MX)MCを9年間務めていたが、2021年4月からは同局放送の「バラいろダンディ」MCに異動。しかし昨年9月に番組が終了し、現在は同局放送の「堀潤 Live Junction」火曜コメンテーターを務めているふかわだが、3月8日に決勝が放送された「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)に初めて出場していたふかわ。テレビで放送されるのは決勝戦のみで、ふかわは準決勝敗退を報告しているが、今後は再びピン芸人としての出番が増えそうだ。
(津島修子)