爆笑問題・太田光と、くりぃむしちゅー・上田晋也がMCを務めるYouTubeチャンネル「太田上田【公式】」に、お笑いタレントの「キンタロー。」が、前田敦子のファンからアンチレターが届いていたことを口にした(4月9日付)。
「キンタロー。」がブレイクを果たしたのは、2012年に始めた前田敦子(当時AKB48)のモノマネがきっかけだった。翌13年、ピン芸コンクール「R-Iグランプリ」で決勝進出。実質、芸歴1年でお茶の間の人気者となり、その人気は、やはり、前田あってのものとは言えるだろう。しかしながら、前田の表情やダンスを誇張して笑いを取るスタンスは、アンチの気分を害したこともまた、想像に難くない。動画ではトークはこう続く。
上田「あれなかなかできないじゃん。アイドルのファンからすると、悪意しかないモノマネじゃんか」
太田「あれ相当な批判が来たもんな」
キンタロー。「はい。事務所とかにクレームのメールがスゴい来て。封筒にめちゃくちゃ怖い…全部赤文字で、支離滅裂で、『〇月〇日、イオンモール〇〇店でやったお前のネタを絶対許さない』」
上田「そうすると、前田敦子のモノマネ“もうやめとこう”ってなりそうじゃん」
だが、キンタロー。のメンタルは異なるようで、
「私が敦ちゃんのマネ似過ぎて、たぶんこのクレーム入れてる人はやりたくてもやれないからうらやましいんだって。謎の思考回路で。嫉妬されてるって。(だから)もっとやってやろうと思って…」
キンタロー。の有名なギャグの1つに「フライングゲット」がある。2011年「AKB48選抜総選挙」で1位を2年振りに獲得した前田敦子の22枚目のシングルタイトルだ。「バカにしすぎだろ」「謝れ」など前田のファンから酷評を浴びはしたが、後に前田は、「すごく嬉しい。ダンスも私よりうまい」とコメント。ご本人から「公認フライングゲット」を得られたのも、キンタロー。の思考回路の賜物だったろう。
(所ひで/YouTubeライター)