更年期症状は人それぞれ異なるものです。起き上がれないほど不調になることもあり、仕事が継続できないこともあります。また、更年期症状が原因で退職を決断する人もいるようです。今回は、その“更年期離職”について詳しくみていきましょう。
■更年期離職とは?
更年期離職とは、更年期症状を原因として離職すること全般を指します。そのきっかけとなる症状や理由は人それぞれ。例えば、イライラする症状が強過ぎて人間関係も仕事もうまくいかず、自ら退職を申し出るといったことが実際に起きているようです。
また、立てないほどの激しいめまいに襲われて、仕事を辞めざるを得なくなった人もいます。症状がいつ出るか分からず、周囲に迷惑をかけることを懸念して離職を選んだようですね。
■更年期離職の予防策は?
近年、更年期離職は日本全体の大きな問題となっており、厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」でも重要な課題として取り上げられています。
このサイトでは、更年期の体調不良が続く場合は早めに婦人科で相談することを勧めています。また、更年期症状の期間は5年程度ともいわれるため、治療しながら仕事を続けることでそのツラさから乗り切ることができるとも書かれていました。
仕事を辞めると、キャリアの点からも後悔することがあります。それを防ぐためにも、離職以外の対応策をみつけられればいいですね。