4月20日、第一子となる女児の誕生を自身のインスタグラムで報告したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。投稿では、娘の足の写真の隣にデコピンの写真も添えて「元気でかわいい娘を産んでくれた愛する妻に心から感謝しています」と妻・真美子さんへの感謝を綴っていた。2日間の産休を経てスタジアムに復帰した大谷は、4月30日の試合で父親となってから初のホームラン。同日に行われたインタビューでは娘の名前について「チームメイトらには伝えているものの、公式には発表しない」と非公表の意向を示した。
一方、ネット上では「大谷の娘の名前」を巡るデマが拡散している。
「今、複数のYouTubeアカウントで『大谷翔平が第一子の名前を発表した』という虚偽の動画が大量にアップされているんです。これらの動画に共通しているのが、大谷が娘を抱っこしているAIフェイク画像の使用。娘の名前も『陽咲』など、いかにもありそうな名前がでっち上げられています」(ITジャーナリスト)
ネットリテラシーがないと、信じてしまいかねない「大谷の娘デマ」。同ジャーナリストは「注目度の高い大谷に便乗して、デマで広告収入を得ようとする悪質なもの」と指摘する。
「いずれの動画も、フェイク画像をバックに、音声読み上げソフトでデマ情報を垂れ流しているだけのシンプルな内容ですが、コメント欄には“自演”と見られるコメントも書き込まれ、なかなか手が込んでいる。数十万再生されている動画も多数あり、ビジネスとして成立しているようです」(前出・ITジャーナリスト)
ウソを見抜く目を養いたい。
(塚原真弓)