1つ出して遊んではそのまま次の遊びへ……。目の前でどんどん散らかっていく子どもスペースを見ていられなくて、「1つ終わったら片付けてから次の遊びをしなさい!」と伝えていませんか?
子どもは日々の遊びの中で、心や体をめいっぱい働かせながら成長しています。その成長を止めずに、片付けが嫌いにならないように片付けを完結させるためには、声かけに次のような一工夫が必要ですよ。
■遊んでいる最中に片付けるのは苦手と心得ておく
遊んでいる最中に「あっ、こうしたらもっとおもしろいかも!」と次への興味が湧いた瞬間、すぐにそれを実現しようと行動するのが子どもです。「片付けてから……」なんて別のことを挟む心の余裕はありません。目の前の遊びがひと段落し、片付けモードに切り替えられる状態ならば片付けを促しても問題ありませんが、次の遊びに向けて好奇心いっぱいの状態で片付けを強制しても、前向きに取り組むのは難しいです。なので、そもそも遊びに集中しているタイミングは片付けが難しいタイミングだと心得ておくと、ママ自身のイライラや無用な言い合いを防ぎやすくなります。
■「最後は片付けておしまい」はルールにしてOK
遊びの途中で片付けることは難しくても、その日の遊びの最後までに、遊んだスペースを元に戻して終わりにすることは可能です。一つひとつ立ち止まって片付けをするのが難しい場合は、最後に全てを片付けるようにすればOK。片付けができていない、遊んだのだから片付けなさいと一方的に伝えてもまっすぐに届かない場合は、親子で競争しながら片付けたりして、片付け自体を楽しめるように促しましょう。
(Nao Kiyota)