白米ごはんやパン、パスタなどの糖質を摂取した後、「眠くて仕方がない……」と悩んでいませんか? ついウトウトしてしまい、「仕事や家事が手につかない」という人もいるかもしれませんね。その原因と対策を詳しくみていきましょう。
■食後に眠くなる主な原因とは?
食後に眠くなる主な原因として、「血糖値スパイク」や「食後低血圧」が影響しているといわれています。
●血糖値スパイク
血糖値スパイクとは、血糖値の急上昇・急降下のことをいいます。武田薬品アリナミンの公式サイトの情報によれば、糖質の多いものを食べると食後に血糖値が急激に上がったり急激に下がったりするケースがありますが、このような血糖値の激しい変動が眠気をもたらすといわれているそうです。対策としては、食事を抜かない、食物繊維の多い野菜などを食事の最初に食べるなどが挙げられています。
●食後低血圧
大塚製薬の公式サイトでは、食後低血圧について次のように解説されています。食後には胃腸などの消化器系に血液が移動して消化活動を始めますが、本来、自律神経の一種である交感神経が作動して血圧を保ちます。しかし、自律神経がうまく機能せず血圧が下がって食後低血圧になると、ふらつきやめまい感、失神、転倒などの症状が出ることもあるそうです。
医療機関で行われている治療法としては、食べ過ぎない、炭水化物を少なめにする、アルコール摂取を避ける、水を飲みながら食事する、食後に急に立ち上がったり活動したりするのを避けるなどがあります。ここで紹介した対策を試してみる他、症状が重い場合は治療を受けることをオススメします。
■みんなが行っている対策は?
「食後に異常に眠気に襲われる」という女性たちの体験談では、「眠気だけでなく、めまいも伴う」という人もいます。「自宅でフラフラめまいが生じて、出かける予定がキャンセルになった」というケースもよくあるようです。
こうした食後の異常な眠気についての対策として、「睡眠をしっかり取った」「食後に犬の散歩に行った」「10分だけ過眠を取った」「高カカオチョコレートを食べてから食事をするようになった」などで成功している体験談もみられます。個人差はありますが、参考にしてぜひ試してみてくださいね。