「新年度の環境変化に慣れることができて目立った不調にはならなかったけれど、なんだか今になって体調が……」と感じていませんか? 実はそれ、「5月病にならないように……」と頑張り過ぎて、心と体が悲鳴を上げているのかもしれませんよ。そんな6月頃に起きやすい不調の特徴と予防策を紹介していきましょう。
■6月頃に起こる不調の特徴とは?
4月からの環境変化になんとか適応してきたけれど、そのストレスを溜め込んでしまって6月頃に遅れてやってくる疲れや不調が「6月病」です。5月病よりもツラいと感じたり長引いたりすることもあるのが特徴で、イライラする、集中力が欠けてしまう、感情の浮き沈みが激しい、頭痛・めまいなどの症状が頻発する、夜なかなか眠れない、疲れが取れないなどの心身の不調を感じやすくなります。
■適度な運動やリフレッシュ、基本的な生活習慣の見直しが大切
職場や家庭で気を使い過ぎてしまったり、体力や気力以上に頑張り過ぎてしまったりすることで起こりやすい不調ですから、定期的にストレスを発散させてリフレッシュすることが重要です。「結果を出したい」「環境の変化に向き合っている家族をサポートしたい」という気持ちは大切にしたまま、ゆったりと過ごす時間や日常を忘れて楽しむ時間を確保し、ご褒美タイムやリフレッシュデイを満喫しましょう。
なかなか解決できない問題に悩まされているときは周囲の人に相談し、1人で抱え過ぎないことも大切です。バランスのよい栄養摂取や十分な睡眠、適度な運動などの基礎的な生活習慣も意識的に整えて、心身が乱れにくくしていきましょう。
「不調かも……」と思ったら「いやいや、これくらい大丈夫!」と自己判断せずに、周囲や専門医に相談することが大切です。「このまま頑張り過ぎたら息切れしそう……」という状態で走り続けないようにスケジュールを調整し、少しでも不調を感じたらじっくり休む時間も大切にして、“持続可能なパフォーマンス”を目指してくださいね。
(Nao Kiyota)