三浦知良「公式戦先発出場」に熱烈声援!それでも露呈していた「58歳の限界」
7月6日、JFLのアトレチコ鈴鹿に所属する元サッカー日本代表の“カズ”こと三浦知良がヴィアティン三重戦に先発出場。自身が持つJFLの最年長出場記録を58歳130日に更新した。
リーグ公式戦ながら「三浦知良 プロ40周年特別記念試合」と銘打たれた同試合で、カズは今シーズン初先発。前半終了時に交代するまで、キャプテンマークを巻いてチームを鼓舞し続けていた。
日本サッカー界のレジェンドの記念試合とあって、スタジアムには4917人もの観客が大挙。北澤豪氏や前園真聖氏、松井大輔氏ら、歴代の日本代表も訪れたのだった。現地で観戦したサッカージャーナリストが語る。
「試合序盤に3点を奪われ、鈴鹿にとっては苦しい試合となりましたが、徐々に挽回し、最後は3対3の引き分けに持ち込んだ。『カズのためにも絶対に負けない』というチームの一体感を強く感じましたね」
選手のメンタル面に多大な好影響を与えているカズだが、ピッチでのプレーに関して同ジャーナリストは「正直なところ、JFLのレベルでは通用していない」と断言する。
「試合開始6分後、カズから惜しいスルーパスが出るシーンがありましたが、見どころはそれだけ。何度かパスをもらってもボールを保持できず、すぐに返すシーンが目立ちました。致命的なのがスピードの遅さ。カズは相手選手を抜くことができないため、ロングパスにもまったく対応できていなかった。残念ながら『58歳の限界』を痛感するプレー内容でした」(前出・サッカージャーナリスト)
それでも観客席から熱烈な声援が送られていたカズであった。
(塚原真弓)
