「描いて、戦う」…あの元・日テレアナがMC!“絵”が主役の「アートスポーツ」大会の激アツ現場とは
「絵って、スポーツなんだっけ?」
そんな声がXにあふれたのは、7月19・20日。全国から集まった学生たちが、たった20分間でテーマに沿ったデジタルアートを即興制作し、勝敗を競う「アートスポーツLIMITS 全国学生選手権大会2025」のファーストラウンドが、オンラインで開催されたのだ。
エントリーしたのは高校・大学・専門学生90組125名。北海道から沖縄まで、学生の“描き手”たちが画面越しに熱戦を繰り広げ、16名が決勝進出を決めた。しかもこの大会、ただのイラストコンテストではない。ルールは“20分で即興で描く”。スピード、発想力、表現力、すべてが求められるリアルタイムの戦いなのだという。MCは元日本テレビアナウンサーで、eスポーツ実況などで活躍するフリーアナの篠原光、解説はプロクリエイター・KTYM、そしてこの大会出身の漫画家・AKIもゲストとして登場。実況付きの“アート対戦”という新感覚エンタメに、SNSでは「観てるだけで手に汗握る」「もはや絵の格闘技」と興奮の声が飛び交った。
合間には6人組アイドルグループの「SAKURA GRADUATION」がライブを披露し、会場は一気にフェス状態。まさに“描くこと”がエンタメとして成立する時代になった証とも言えるだろう。
注目は、絵を描くことがいま、Z世代の“表現欲”の最前線になりつつあるということ。SNSでは「#お絵描きASMR」や「#デジ絵メイキング」がバズを生み、TikTokやInstagramでも1枚絵で“スター”になる若者が出ている。描くことは、自己表現であり、職業選択であり、誰かとつながる“武器”になっているのだ。そして、8月31日、「LIMITS 全国学生選手権大会2025」のファイナルラウンドが横浜ランドマークホールで開催される。この夏もっとも熱い“絵のスポーツ”、戦いは始まったばかりだ。
