【歴代トップ興収目前】「鬼滅の刃」考察系YouTuberに「すごくきれい」「納得」の声が相次いだ「鬼舞辻無惨の“虚しさ”」とは
「『鬼滅の刃』を考察するチャンネルはいくつかありますが、鬼滅人気に一役買っているのではないかと思えるほど鋭く、深い考察が人気のYouTubeチャンネル『SICHACK/シックハック』があります」
ネットライターがそう口を開いたのは、7月18日公開のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」の記録更新発表を受けてのこと。公開3日間の観客動員が384万3613人というだけでもスゴいが、公開10日間の興行収入128.7億円は、これまで歴代1位を記録していた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(2020年10月公開)の興収107.5億円を5年ぶりに更新。「無限列車編」は、日本映画の歴代興収1位(404.3億円)だが、これも更新する見込みが大きくなった。
冒頭の「シックハック」とは、「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊士の隊服そっくりの衣装で解説する男性YouTuber。前出のネットライターが続ける。
「7月19日付の更新回でシックハックは、人を鬼に変える血を持つ鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が太陽の光を克服するため、1000年以上も血眼になって探しているが見つからない『青い彼岸花』とは、実は人の心を取り戻すこと、を意味しているのではないかと考察しています。『鬼滅の刃』を未読、未鑑賞のファンにはネタバレになるため詳細は伏せますが、もし無惨に太陽の下で愛する人に『おはよう』と言いたい、あるいは太陽の下を走り抜け、大切な人に薬を届けたい、そんな優しい心があったなら、無惨の心にも幸せの青い彼岸花が咲き、やがて太陽を克服していたかもしれないと情感たっぷりに、無惨の心の虚しさを切々と、説いていたように思われます」
動画の視聴者からは、「すごくきれいな考察ですね!」「シックハックさんの考察は納得することが多いです!」との声に始まり、早く映画を観たい、またもう一度観たいといった声が散見された。
「無限城編」の興行収入はどこまで増え続けるのか、注目だ。
(所ひで/YouTubeライター)
