「至高の領域!」井上尚弥の判定勝利を「鬼滅」に例えた“女優兼プロボクサー”の解説に称賛
女優であり、日本ボクシングコミッションC級ライセンスを持つ小野木里奈が、9月15日付の自身のYouTubeチャンネルで語ったのは、“モンスター”井上尚弥と、最強挑戦者と目されたムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との一戦だ。
9月14日、4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上は、アフマダリエフを相手に3‐0の大差で判定勝利し、見事防衛に成功。KO勝利を重ねてきた井上にとって判定勝ちは2019年11月、ノニト・ドネア戦以来となる。小野木は「さらに洗練されていましたね」と、その進化ぶりに舌を巻いた。
試合の印象を語る中で小野木が引き合いに出したのは、今まさに大ヒット中のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」。彼女は「至高の領域」という作中の表現を使い、井上の支配力を重ね合わせた。
「井上選手が1ラウンド目から(試合を)支配していたじゃないですか。アフマダリエフ選手も頭いいし、できるからこそ、ここから打っても打ち返されるだろうっていうのもわかってるから、相当警戒した結果、ほぼほぼ手も足も出ずみたいな感じでしたよね」
「至高の領域」は、同映画の中で上弦の参・猗窩座が口にした言葉で、練り鍛え上げられた“闘気”の持ち主を指す。それをも凌駕するのが相手の体が透けて見える「透き通る世界」で、相手に闘気を悟られることなく攻撃することができる。相手に気配を悟らせず攻撃できるその境地は、まさに井上にこそふさわしいというわけだ。
小野木は、ABEMAボクシングチャンネルでゲスト解説を務める一方、2024年10月期ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)に出演。主演・奈緒演じる佐藤ほこ美と拳を交えたシーンを覚えている視聴者もいるかもしれない。
これからも、女優でありプロボクサーでもある小野木ならではの視点で、ボクシングの魅力を発信してくれそうだ。
(所ひで/YouTubeライター)
