【さんまのお笑い向上委員会】永野が後輩芸人を「とんねるずごっこ」口撃も絶賛反響が広がったワケ!
毒舌の中にも愛がある?お笑い芸人・永野が「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演。プライベートでも親交がある後輩コンビ・カミナリ(石田たくみ、竹内まなぶ)のブレイク後の立ち回りを「とんねるずごっこ」とクサす場面があったのは、さる9月20日放送回でのこと。
同回のスタジオには、サンドウィッチマンに永野やカミナリ、東京ホテイソンら売れっ子が所属する「グレープカンパニー」の芸人たちが集結。永野はしかし、事務所の未来を背負っていくカミナリへの不満があるといい、特に大きな転機となった2016年のM-1グランプリ出場後の動きにクレームを入れた。
カミナリは同大会で16年と翌2017年連続でファイナリストとなる活躍を見せたが、その後はバラエティー番組の“ひな壇出演”をスルー。永野いわく「M-1出た後にガヤとか大勢の芸人の枠を外れて、地方の番組で自分たちが主役の(仕事をやり始めた)」そうで「ある程度はキー局というか、全国でさんまさんとかの下で大勢の中でやりたいわけじゃないですか。ひな壇であり、いろんなところで勝負して、切磋琢磨していきたいのに、もう地方でとんねるずごっこが始まった」と、すでに東京を離れて“王様気分”であるかのように口撃した。
また、若手らしくないファッションにについてもグチり、「もう自分のYouTubeを起点としてて。とんねるずさんどころか、そこじゃもう、なんちゃって所(ジョージ)さんみたいな。なんか外車イジったりしてるんですよ。さんまさんが何十年もこの舞台で若いヤツらをさばいてる中、アイツ、外車イジってるだけなんすよ。で、(YouTubeの企画で)イタリア行ったりしてる」と、たくみのオシャレなスタイルを皮肉ったのだ。
「2011年の結成からわずか5年でM-1決勝の舞台に立ったカミナリは、確かに20代にして“仕事を選んでいる”ような傾向がありました。24万人の登録者を誇る公式YouTubeチャンネル『カミナリの記録映像』や、サブチャンネル『カミナリの記録ゲーム』でも、そのコンセプトは『カミナリが今、やりたいコトだけをただただ記録映像として残すだけのチャンネル』と記載されています。チャンネル内で他の芸人とコラボすることはほぼ無く、2人の茨城の母校や馴染みのある地元の店などを訪れたり、ひたすらやりたいゲームをやり続ける“ユルさ”も人気です。また、現在の30代後半にはタイムリーに刺さるスーパーファミコン用ソフト『スーパードンキーコング』のBGMを担当したイギリスの作曲家デビッド・ワイズ氏を、日本に招いてコンサートを主催するなど、独自の企画で同年代からアツい支持を集めています。永野の毒舌は、最初はけなしているようにも聞こえるのですが、そんな彼らの独自路線での成功をむしろ際立たせるようなニュアンスでもあり、視聴者からはむしろ『これは永野さんのカミナリへの優しさが詰まってるわ』『愛があるイジり』『永野は頭が良いよね。けなしながら持ち上げてる』などの好意的な反応が目立ちました」(テレビ誌ライター)
そんな永野の「愛」を感じ取っているのか、カミナリはグレープカンパニーへの想いを語る際は、毎度のように「サンドウィッチマンさんじゃなくて、永野さんにあこがれてる」と口にしてきた。
彼らの番組内での応酬は、もはや以心伝心のお家芸なのかも。
(木村慎吾)
