「カメラマンが恋人」発言も納得!?綾野剛 潜入ドッキリで見せたスタッフへの「5年越しの敬意」
物腰柔らかく、共演者やスタッフに対する気遣いで知られる俳優の綾野剛。バラエティ番組で若手芸人と共演した時でも敬語で話しかけたりと、とにかく紳士的なイメージが強い綾野だが、さる10月23日に放送されたバラエティ「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)でも、スタッフへのリスペクトがうかがえる行動を見せ、注目されている。
上演中の出演映画「愚か者の身分」のPRで俳優の北村匠海とともに出演した綾野は変装せずスタジオに潜入する企画に挑戦。北村はAD役、綾野はカメラマン役として、レギュラーメンバーに気付かれずに収録を進められるかにチャレンジし、結果、終始顔出ししながらも終盤までバレることなく、潜入ドッキリは無事に成功。
綾野はこの日の潜入に臨むにあたって、同番組のオンエアを頻繁にチェックし、画角を事前に確認していたようで、その入念な準備の甲斐もあって、カメラマンとしての“職務”もしっかりと全うしていた。
「綾野は『モニタリング』の2020年放送回でもスタジオ潜入ドッキリにカメラマンとして挑戦。リアクションをアップで撮影した時にはカメラのピンとが合わなかったことに本気でショックを受けたり、収録スタートの5時間前に現地入りしてスタジオリハやカメラマンスタッフだけの打ち合わせにも顔を出し、熱心にメモを取る姿も見られ、その頑張りぶりには目を見張るものがありました。そうした部分が評価され、通常のドッキリでは芸能人は予備カメラを回してもらい、その映像なしでも番組が成立するようになってますが、綾野は本物のカメラマンとして収録に参加。本人もプレッシャーこそ感じていたものの、カメラマンとしての働きだけで見ても、満足のいく形で終えられたようです」(エンタメ誌ライター)
また、実名で「〇〇さん、」と呼びかけたうえで「ご無沙汰してます。綾野です」と、5年前のスタジオ潜入でも指示を出してくれていたスタッフに挨拶する一幕も。そんな綾野の姿に視聴者からは「5年前に仕事したスタッフの名前をしっかり覚えてるなんて律儀すぎる」「スタッフを大事にしている人なんだな」など、現場のスタッフに敬意を感じさせるやりとりに称賛の声も寄せられている。
「5年前に出演した際、綾野はスタッフとの技術打ち合わせで、『単純にカメラマンは恋人だと思ってるんですよ。カメラマンがいなかったら僕たちいっさい存在しない職業なので』と、カメラマンへの感謝の気持ちを語っており、それを聞いたカメラマンも目を潤ませていました。こうした日頃からのスタッフへのリスペクトがあるからこそ、今回の潜入でも5年前のスタッフの名前をしっかり覚えて再会できたのでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
小さな挨拶に見えても、そこには俳優としての立ち振る舞いだけでなく、人間としての誠実さがにじむ。視聴者やスタッフに与える印象も改めて強かったようで、5年の時を経ても変わらない綾野剛の礼儀正しさと敬意が、多くの人々の心に残ったことは間違いない。
(本多ヒロシ)
