【ぼくたちん家】及川光博“ 玄一”と初恋の人=大谷亮平“鯉登くん”との再会が待ち遠しい!
                        
                    
及川光博演じる波多野玄一の恋心を無視するかのような態度をとっていた作田索(手越祐也)が、“受け入れる”まではいかなくても“受けとめる”ことはだけはしたように見えた、11月2日放送の「ぼくたちん家」(日本テレビ系)第4話。
11月9日放送の第5話予告では、玄一が住むアパートの隣の部屋に索が引っ越してきたのだが、その引っ越しを手伝うために索の元カレ・吉田(井之脇海)が現れ、玄一の心はかき乱される。さらに会社の金を横領して逃避行している楠ほたる(白鳥玉季)の母・ともえ(麻生久美子)がアパートの大家・井の頭(坂井真紀)を呼び出し、2人は会合。逃避行を続けようとするともえに井の頭は「私は今日、あなたを連れて帰るためにここに来たから」と言い、その後の展開がどうなるのか気になりすぎる。
第5話でかなり大きな展開だありそうだが、個人的にはほたる(白鳥)らトーヨコキッズを支援している団体職員の鯉登裕太郎(大谷亮平)と玄一の再会はまだなのかとヤキモキしている。
視聴者には、ほたるを媒介にして玄一と鯉登はすぐの距離にいるということはわかっているが、本人同士はそのことを知らないまま生活しているから、早く再会して新しい展開を見せてもらいたい。
それにしても、ほたるを演じる白鳥の演技力と包容力には毎回、驚かされている。白鳥でなければ、アパートの隣人でニセの父親となってもらう玄一を演じる及川と、中学3年生なのに進路をなかなか決めてくれないほたるに手を焼く担任教師・作田を演じる手越の2人を、華麗に振り回ことはできなかったように思うからだ。
2016年放送のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」では、高畑充希演じる主人公の常子と再婚しそうでしなかった坂口健太郎演じる星野武蔵の長女・青葉を演じていた白鳥。坂口の腕に抱っこされていた時の白鳥の表情が、今でも忘れられずにいる。おそらく当時は5歳ほどだった白鳥の、意思の強そうなまなざしに、この子は大きくなったらいい女優さんになりそうだな、だいたい「白鳥玉季」という名前からして、女優にならずに何になれというのだ、と思っていた。現在15歳になった白鳥は、この「ぼくたちん家」をキュッと引き締める、素晴らしい演技をするいい女優さんになったなぁとしみじみ思う。
日曜の夜に心を温めてくれるドラマは本当にありがたい。
(森山いま)
            
        
                
                                
                                
                                
                                    
                                    
                                    
                                
                                
                                
                                
                                
                            
                                                                    
                                                                    
                                                                    
                                                                    
                                                                    