日本サッカー協会 「韓国の国旗そっくり」画像が大炎上から「一転差し替え」のナゾ残る一部始終
日本サッカー協会(JFA)が新たな「SAMURAI BLUE」のプロモーションキャンペーンで使用したイメージ画像に対し、国内のサポーターから大量のバッシングが殺到したのは、11月10日。この日、JFAが公開したプロモーションビジュアルには日本代表の公式アンバサダーのために結成された「JO1」と「INI」メンバーによる新ユニット「JI BLUE」の面々が日本の代表ユニフォームを纏って日の丸国旗の前でポーズを決める姿がある。
ところが、赤い日の丸のデザインを下地にした青ユニフォームとの組み合わせが際立つ配色や、それを囲むように青色ベースで台形が3つ配置されている画像には、ネット上に「ほぼ韓国の国旗」「これは太極旗とほとんど同じでは?日本代表のPRイメージなのになぜ?」「赤、青、黒で構成される配色や配置がほぼ韓国国旗と同じ」「どういう意図で太極旗のデザインに似せたの?日本サッカー協会は日本の協会じゃないの?」などのクレームが相次いだのだ。
また、ポスターの中心を飾り、今回のキャンペーンで日本代表オフィシャルアンバサダーに起用された「JI BLUE」を構成するJO1とINIが、韓国のエンタメ企業「CJ ENM」と日本の吉本興業による合弁会社「LAPONEエンタテインメント」に所属していることから、“韓国の息がかかっているのでは?”といった憶測まで招く事態となった。
「サッカー界における日本代表と韓国代表は、ともにアジアの盟主として互いを強くライバル視してきた関係性で、歴史を辿っても様々なシーンで激しく争ってきた経緯があります。その韓国企業がプロデュースするグループが“太極旗にそっくりな日本国旗“と共に日本代表のアンバサダーとなっていることから、日本人サポーターの間では『そりゃ炎上するだろ』『韓国とのセンシティブな関係を知った上でこのデザインにしたの?』『デザイン制作者は意図的に韓国の国旗に寄せていってるでしょうね』などの声が続出。また、元サッカー選手で、現埼玉県議会議員の諸井真英氏も、物議を醸した今回のイメージ画像をXで引用し『国を代表する重みを認識し、よく考えてやってください』と苦言を呈し、タレントのフィフィは『どことなく太極旗…』と画像をポストして違和感を綴りました」(スポーツライター)
これに対し、11月13日には川淵三郎元会長が、協会側に「善処」を申し入れたことをXで公表。JFAは14日、公式ホームページに掲載していた当該の画像を削除し、「JI BLUE」の面々が一列に並びポーズを取っている別の画像に差し替えられた。その上で「意図や目的を正確に伝えるために検討を重ねた」といった内容の声明を発表。事態は収束に向かいそうだが、それにしても、最初のビジュアルが公開される前に、問題化の可能性を指摘する関係者の声はなかったのかなど、コトの真相が気になる騒動ではある。
(木村慎吾)
