月々5,000円の「暖房費」節約も夢じゃない!いますぐできる窓の断熱&加湿対策
寒さが厳しくなってくると気になるのが「暖房費」。電気代やガス代が高騰する中、少しでも費用を抑えるには工夫が必要です。暖房効率を大きく左右する部屋の「窓」と「湿度」に着目して、省エネルギーで室内を温めましょう!
暖房で温められた空気の50%以上は窓から逃げているといわれています。そのため、窓の断熱対策を施すことは暖房効率アップの最も効果的な方法です。手軽な断熱方法として、ホームセンターなどで手に入る窓用の断熱シートを窓ガラスに貼ることがオススメです。熱の伝わりを大きく抑え、断熱効果をグッと高めることができます。
また、厚手のカーテンを使用し、窓と部屋の間に空気の層を作って断熱効果を高めるのもよいでしょう。窓とカーテンの隙間を埋めるように閉めるのがポイントです。超手軽にできる対策として、梱包用の気泡緩衝材(プチプチ)を窓ガラスに水で貼り付けるのも効果的。気泡が空気の層となり、断熱効果を発揮してくれますよ。

暖房の設定温度を上げなくても体感温度を上げる方法があります。それが「加湿」です。湿度が低いと肌から水分が蒸発しやすくなり、その気化熱で体が冷えやすく感じるのです。
一般的に、湿度が40~60%程度に保たれていると室温が低めでも暖かく感じやすいとされています。加湿器を活用したり濡れタオルや洗濯物を干したりして、室内の湿度を高めましょう。

これらの対策を組み合わせると、暖房の設定温度を1~2℃下げても快適に過ごしやすくなります。環境省によると、設定温度を1℃下げると5~10%の節約になるため、暖房費を大幅に節約できる可能性も。小さな工夫の積み重ねが、快適で経済的な冬の暮らしに繋がります。いますぐできる対策から試してみてくださいね。
(Nao Kiyota)
