ビヨンセの妹ソランジュが今年度のグラミー賞でビヨンセが最優秀アルバム賞を受賞できなかったことに対して怒りを露わにしている。
現在は削除されているものの、ソランジュは自身のツイッターで、「最優秀アルバム賞を授賞した黒人アーティストは過去20年間でたったの2人よ。これまでに200人以上の黒人アーティストたちがパフォーマンスを行ってきたというのに」と苦言を呈した。
実際のところ、過去20年の間にローリン・ヒル、アウトキャスト、故レイ・チャールズ、ハービー・ハンコックら黒人アーティストたちが同賞を受賞していることからソランジュの発言は事実と異なるが、ビヨンセのアルバム「レモネード」がアデルのアルバム「25」よりも低く評価されたことに対し怒りを露わにした。
12日に行われたグラミー賞授賞式で最優秀アルバム賞を受賞したアデルは、その授賞スピーチの中でビヨンセが同賞を受け取るべきだったとし、「もしかしたらこの賞を受け取ることはできないかもしれないです」「本当に光栄ですし、感謝していますが、私の生涯のアーティストはビヨンセであり、『レモネード』が私にとっては非常に大きなものなのです」と発言したことも、ソランジュをより怒らせる原因になってしまったようだ。